Reincarnation ~散りし雪の花~ 13 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


ソルファは、高麗に嫁ぐことになった
経緯をヨンとリュウに話すと、
一度口を閉ざす。

ヨンは、ソルファの様子を黙って見ながら
その話を聞いていた。

ソルファは、ヨンが何も言わず
話を聞いていることに、
少し躊躇いながらも、話を続けることにする。

「それから・・・
数日のうちに、旦那様と見合され・・・
旦那様が、高麗に帰国すると一緒に
高麗に嫁いで参りました。


高麗に嫁ぐことが決まり、
父と共に、皇宮へ
皇帝陛下と奇皇后様に
ご挨拶に伺ったその日・・・

私は・・・
奇皇后様から・・・
密命を受けたのです・・・」

ソルファは、震える手を
ぎゅっと握りしめながら
奇皇后からの密命があったことを打ち明けた。

『密命・・・

それが・・・
今回の企み・・・ということか?』

ヨンは、一言ソルファに問いかける。
ソルファは、一度頷くと、話を続けた。

「はい・・・
奇皇后は、古い書簡を
興味深げに読みながら・・・

私に密命を言い渡しました。

《貴女が嫁ぐハン家と
高麗の鬼神と呼ばれるチェ・ヨンの家とは
古い約定が交わされています。

それを利用して・・・

まぁ、その後のことは
おいおい、お話します。》

奇皇后様は、冷たい笑みを浮かべ・・・
そうおっしゃったのです。」

ソルファは、奇皇后の冷たい笑みを
思い出したのか、顔面蒼白になり
微かに身体を震わしていた。

「高麗に嫁いでからというもの・・・

高麗の言葉を話せない私に
旦那様は、とても優しくて・・・
そして誠実なお方です・・・

私は、そんな旦那様を騙しているのだと
とても心苦しく・・・

しかし・・・
元にいる両親や、年端もいかない
幼い妹や弟の事を思えば
奇皇后様の命に背くこともできず・・・

そして・・・私の懐妊の知らせが
元に届いた時・・・
奇皇后様から、
真の密命が届いたのです・・・」

ソルファは、奇皇后から届いた
密書をヨンの目の前に差し出した。

「これが・・・
奇皇后様から届いた
密書・・・です・・・

奇皇后様は・・・
とても恐ろしいお方です・・・

あの方ご自身は
もとは、高麗のお方・・・

されど・・・
兄上様が落命されてから
高麗を憎み・・・
その原因となった、
上護軍様と奥方様を仇と・・・

そして必ず、兄上様の無念を晴らすのだと
お心にお決めになっています。

その為にならば・・・」

ソルファの話を聞きながら
ヨンは、奇皇后からの密書に目を通す。

ヨンは、読み終えた奇皇后からの
密書をリュウに渡す。

リュウは、その密書を受け取り
中身を確かめた。

「ヨン!!」

『・・・』

ヨンは、リュウの声に、何も答えず
ただ一点を睨みつける。

「上護軍様・・・
もう、時がございません・・・

国境まで、元の一行が近づいているのです・・・


この密書に書かれている
場所には、私が参ります・・・

ですので・・・
どうか・・・
此度の企みで
旦那様と、この子に
罪が及びませんよう・・・
どうか、お力をお貸しください・・・」

ソルファは、覚悟を決めた表情で
ヨンに告げると、深々と頭を下げた。


















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun