I am thinking of you・・・ 13 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~開京の秋~」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「時をこえて・・・」2周年Anniversary企画といたしまして
現代版ヨンとウンスのお話をお届け致します。


「bonds of love~愛の絆」の続編
挙式後のヨンとウンスの
新婚生活のお話となります。


さて・・・どういう展開になることか・・・(;^_^A
お楽しいただければと思います。

by junjun
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翌日。
ヨンとウンスは、同じ時間に出社した。

「ウフフ・・・
ヨンと一緒に出社なんて、久しぶりよね。」

迎えに来た車の後部座席で、
そっと手を握り寄せるヨンに
頬を染めながらウンスが囁く。

『そうだね。

今日は、ランチを一緒にできそうだけど・・・
ウンスはどう?』

「え?
本当?

ちょっと待ってね・・・
予約の状況確かめる・・・」

ウンスは、カバンの中からタブレットを
取り出すと、診察の予約状況を確認し始めた。

ヨンは、ルームミラー越しに
チュンソクに視線を送る。

チュンソクは、その視線に気づき
一つ小さく息を吐くと、小さく頷いた。

「ん・・・大丈夫。
今日は、結構ゆったりとした
予約状況になってるから・・・

急患さえなければ、ヨンのランチの時間に
合わせられるわ。」

タブレットで診察状況を確かめたウンスが
嬉しそうに顔をあげる。

『わかった。
じゃぁ、ランチの時間になったら
クリニックに迎えに行くよ。』

「うん、待ってる。
あ、だけど、チュンソクさんに
無理言っちゃダメよ。」

『え?あ、ああ・・・
それは、大丈夫だから・・・
心配しないで。』

ヨンは、視線を泳がせながら
ウンスの鋭いツッコミを躱そうとする。

その様子を、背中越しに聞いていたチュンソクの
肩が微かに震えていた。














チェ・カンパニーの社長室。

メヒは、ヨンの出社を待っていた。

ヨンが、出社してくると
届いている決裁書類と
手紙やFAXをデスクに置く。

「おはようございます。社長。

こちらが、本日中に
決裁していただきたい書類と
目を通していただきたいお手紙とFAXです。」

メヒは、ヨンがデスクの椅子に座ると
事務的に用件を伝える。

『ああ、おはよう。

メヒ。
少し、話を聞きたい。
時間はあるか?』

ヨンは、デスクの上の決裁書類に
目を通しながら、メヒに声をかけた。

「はい。
大丈夫ですが・・・
如何なさいましたか?」

突然、ヨンに声をかけられ
メヒの胸の鼓動が高鳴る。

『アメリカの市場の事を
少し話してくれるか?

特に、韓国資本の企業の
動向について、聞きたい。』

ヨンは、決裁書類にサインをしながら
メヒの様子を確かめる。

「韓国・・・資本の・・・?
た、例えば、どの企業の事でしょうか?

私でわかる範囲でお答えいたします。」

メヒは、プライベートな話ではない事に落胆した。

『最近、吸収合併の話が
すすんでいる企業があると聞いた。

チェ・カンパニーも、アメリカ進出を
昨年果たしたばかりだ。

まだまだ、基盤は盤石とはいえない。

そこで・・・
吸収合併の話に、
少し興味がある。

どうだ・・・?
わが社が入り込む余地は残っていると思うか?』

ヨンの言葉に、メヒの背中を
冷たい何かが走る。

「も、申し訳ありません・・・
私の知る範囲では・・・
お役に立てる情報がないようで・・・

ただ・・・
アメリカの韓国資本の企業が
韓国に拠点を置こうとしていると・・・
噂がありました・・・」

メヒは、平静を装いながら
ヨンにアメリカ市場の動きを話す。

しかし、スケジュール手帳を握る手が
震えていることを、ヨンは見逃さなかった。

『そうか・・・
わかった。

ありがとう、助かった。
仕事に戻ってくれ。』

ヨンは、メヒの震える手から視線をはずすと
決裁を済ませた書類をメヒに手渡した。















*今日のお話
大護軍の憂鬱 285
Reincarnation ~散りし雪の花~ 8
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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun