I am thinking of you・・・ 12 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~開京の秋~」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「時をこえて・・・」2周年Anniversary企画といたしまして
現代版ヨンとウンスのお話をお届け致します。


「bonds of love~愛の絆」の続編
挙式後のヨンとウンスの
新婚生活のお話となります。


さて・・・どういう展開になることか・・・(;^_^A
お楽しいただければと思います。

by junjun
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マンボの店から出てくると、ヨンは、
この後のスケジュールを、ハイスピードで片づけていく。

『チュンソク。

出来るだけ、スケジュールを前倒しにするんだ。
休憩時間は最小限に・・・
移動も、効率よく・・・』

ヨンは、後部座席で、ノートパソコンを
ひろげながら、チュンソクに指示を出していく。

「畏まりました。社長。

このまま、順調にいけば、
本日19時には、ご帰宅できるかと・・・」

チュンソクは、ルームミラー越しに
ヨンに話しかけながら、車を運転した。

『わかった・・・
続けて調整してくれ。』

ヨンは、ノートパソコンから
目を離さずに答えると、
ビデオ通話で会議に出席した。

突然の招集にも関わらず、
会議の場には、マーケティング担当と
アメリカ市場担当のトップをはじめとする
幹部が出席していた。

『突然の招集に、時間を調整し
出席してくれたことに感謝する。

この会議は
トップシークレットとして扱うことになる。
心して議論してもらいたい。』

ヨンは、ビデオ会議の冒頭に
幹部たちに呼びかけた。

幹部たちは、ヨンの厳しい声に
緊急を要する議題だという事を察した。

「社長。
一体何があったのでしょうか?

我々の知らぬところで
何かが起きているのでしょうか?」

1人の幹部が、ヨンに質問してきた。

『そうだ。
今は、水面下で動いているだけのようだ。

アメリカ市場担当に聞く。
アメリカ市場で、韓国資本の企業の
動向に変化はないか?』

ヨンは、アメリカ市場担当に率直に聞いた。

「はい。社長。
今現在の報告では、大きな動きはありません。

ただ・・・
数社の企業が、合併吸収され
韓国に拠点を移そうとする動きがあるとの
噂は、耳に入ってきています。」

「アメリカから韓国に・・・?」

アメリカ市場担当の報告に
他の幹部たちが騒めく。

『その吸収合併に名前が挙がっている企業を
徹底的に調査しろ。

必ず、後ろにキ・ヤンの会社が関わっているはずだ。』

ヨンは、キ・ヤンの名前を出し
その調査をするように告げる。

幹部たちの中には、その名前を聞き
ひそひそと話す姿がある。

ヨンは、その姿を見逃さずに見ていた。

『それぞれの部署で、さまざまなプロジェクトが
動いていることは、十分承知している。

だが、この問題は、チェ・カンパニーの
存続にも関わる重大事だ。

人手も時間も足りないかもしれないが
皆の力を貸してほしい。

よろしく頼む。』

ヨンは、最後に会議に出席した幹部たちに
呼びかけると、ビデオ会議を終えた。














前倒しにしたスケジュールをこなし、
ヨンは18時過ぎに、

ウンスが待つマンションに帰宅した。

ウンスは、普段と変わらない様子で
ヨンを出迎える。

しかし、ヨンの目には、ウンスが、

かなり無理をして笑みを作っているのが
手にとるようにわかった。

二人だけの夕食を終え、
ヨンの隣に座り、くつろぐウンスを
ヨンは、そっと抱き寄せる。

『今日、叔母上とランチをしたって?』

「え?ええ・・・
午後からの診察だったし・・・

たまには、叔母様とランチもいいかな?って
ん・・・親孝行のつもり・・・で・・・」

ウンスは、肩をビクっとさせながら
ヨンに話す。

『そう・・・

全部、話をきいたんだね・・・?』

「あ・・・
わかっちゃった・・・

ヨンの話を信じているわ。

でも・・・
どこか、納得できないっていうか・・・
メヒさんのこと・・・
叔母様に詳しくお聞きしたほうが
私も、心の準備ができるんじゃないかな・・・って

だから・・・
叔母様に、メヒさんが、韓国に帰国した経緯と
チェ・カンパニーに転職した経緯をお聞きしたの。」

ウンスは、ヨンに全てを話して聞かせた。

『そうか・・・

それで・・・
ウンスは、どう思った・・・?』

ヨンは、ウンスの感じたことを聞いた。

「そうね・・・

何か・・・弱みを握られて・・・
それを逆手に、利用されている・・・

のかもしれない・・・

もしかしたら・・・
洗脳されている・・・?

そんな気がしたわ・・・」

ウンスは、心理学の観点から
チェ会長から聞いた話を分析してヨンに聞かせた。

『なるほど・・・
そんなふうにも、考えられるか・・・

ウンス・・・
辛い思いをさせた・・・

でも、さすが、俺のウンスだ。
ウンス・・・愛してる。』

ヨンは、肩を抱き寄せていたウンスを
そのまま抱き上げた。

「よ・・・ヨン?」

『疲れただろう?

俺が、身も心も癒してあげる・・・』

ヨンは、抱き上げられ、

びっくりしているウンスに
優しく見つめながら言うと、

バスルームへと歩いていった。

















*今日のお話
大護軍の憂鬱 284
Reincarnation ~散りし雪の花~ 7
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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
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by junjun