『あの方のもとに届けられた
紅巾の朱元璋からの文だ・・・』
ヨンは、執務机の上に肘をつき
組んだ指の上で顎を支えながら、
低い声で呟いた。
「朱元璋・・・?!
なんだって、あいつが奥方に文を送ってくる?」
リュウが、ヨンの言葉に大きな声を出した。
「リュウ。声が大きい。
少し静かにしろ。」
クァンは、文を読みながら
リュウを窘める。
「だが・・・クァン!!」
クァンは、リュウの声に答えず
文を読み終えると
大きなため息をついた。
「ヨン・・・
それで、奥方を皇宮に・・・?」
『ああ・・・
この高麗で、一番安全な場所・・・だから・・・な・・・』
「そうか・・・
ならば・・・
これから、どうする?」
クァンは、ヨンにその答えを求めた。
『とりあえず・・・
その側室の動きを探らねば・・・
一体、いつ、どのように
仕掛けてくるか・・・
間もなく・・・雪が来る・・・
それまでに、動きがあるはずだ。』
「わかった・・・
ならば、俺とリュウが、側室の動きを調べよう。
リュウ・・・
お前、ハン・サンソンの屋敷に潜り込め。」
「ああ・・・
そうだな・・・
俺の顔は、ハン・サンソンにバレちゃいない。
潜りこむなら、俺が一番だな・・・
なら、早速・・・」
朱元璋からの文を読み終えたリュウは、
怒りを堪えた声で答えた。
『リュウ・・・頼んだ。
だが・・・くれぐれも・・・』
「わかってる。
命は無駄にしない・・・
奥方に怒られたくはないからな・・・」
リュウは、ヨンに答えると
そのまま執務室を出ていった。

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ドラマ『シンイ』の2次小説です。
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by junjun