Reincarnation ~過去の記憶 19~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


菩提寺の庵で、ヨンとウォンソン
そしてユリに見守られながら眠るウンス。

ミョンウォルは、時折ウンスの脈を診る。

『ミョンウォル・・・
ウンスは・・・?』

「上護軍様。
大丈夫でございます。

今は、眠って居られるだけでございます。

まもなく、お目覚めになられるかと・・・」

ミョンウォルは、柔らかな声で
ウォンソンとユリに微笑みながら答える。

「ちちさま・・・?」

『ウォンソン。
母様は、本当に良く寝る・・・

お前やユリが、
母様を恋しがっているというのに・・・』

心配そうな瞳のウォンソンに
ヨンが苦笑いを浮かべながら言う。

「でも・・・
もうすぐ・・・ですよね?

ははさまは、おめざめになる・・・」

ウォンソンの小さな手が
ウンスの白い手に触れる。

ヨンに抱かれていたユリも
まだ言葉にならない声で
ヨンに話しかけている。

『そうだな・・・
もう、間もなく・・・

今は、ここで3人、母様が目覚めるのを
待つとしよう。』

ヨンは、ユリをあやし、
ウォンソンの頭を撫でた。









ウンスは、夢の中
小菊の咲き乱れる丘を
足早に歩いている。

「はぁ・・・はぁ・・・

もうすぐ・・・よ・・・

ウォンソン・・・
ユリ・・・

ほら、あそこ・・・

あそこを潜れば
きっと・・・

きゃぁーーー!」

もうすぐ、小菊の咲き乱れる丘の上
もうすぐ光の先にたどりつこうとしている時
背後から腕を掴まれ、ウンスは驚いた。

「だ、誰っ?!」

ウンスは、掴まれた腕を
払いのけると、強気な声で
振り返る。

「医仙・・・」

「あ、貴方は・・・

どうして・・・?
何故、此処にいるの?」

ウンスは、腕を掴んだ人物が
何故ここに居るのかわからず
その答えを求めた。

「僅かな時だけ・・・
こうして、此処に・・・

医仙・・・
私は、貴女に許しを乞いに・・・

私が、貴女にした様々な罪を・・・
どうか許してほしい・・・

私は・・・
医仙・・・
貴女をまこと妻にと望んでいた・・・

だが・・・
俗世の欲に負け・・・

貴女を苦しめ続けることに・・・

私は、これから
己が罪を償う旅に出る・・・

二度と、貴女を苦しめることはない・・・」

「徳興君・・・

私・・・
貴方を許すことは出来ない・・・

でも・・・
憎んではいないわ・・・

だから・・・
罪を償って、生まれ変わったその時には
道を間違わないでほしい。

そのことを祈っているわ。」

ウンスは、穏やかな声で
徳興君に告げる。

徳興君は、ウンスの言葉に
ゆっくりと頷く。
そして、吹き抜ける風と共に
泡のように消えていった。

ウンスは、徳興君の姿を見えなくなると
光の先に向かって、その脚を踏み出した。














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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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万が一そのようなコメントをいただきましても
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by junjun