Reincarnation ~過去の記憶 17~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


庵につくと、住職が若い僧侶に命じて
床が用意されていた。

ヨンは、ウンスをそっと床におろすと
ゆっくりと横たわらせる。

ミョンウォルは、すぐにウンスの脈と
腹の子の状態を確かめる。

そして、ホッとした表情を浮かべ
ヨンに振り返った。

「ご安心ください、上護軍様。

ウンス様も、お腹のお子も
大丈夫でございます。」

ミョンウォルの言葉に
ヨンは、一瞬力が抜けたように
ウンスの隣に座る。

『そうか・・・
良かった・・・

しかし・・・
何が起きたのだ・・・?』

ヨンは、ウンスの亜麻色の髪を
撫でながら、ミョンウォルに聞いた。

「詳しいことは・・・
私にも・・・

ただ・・・
記憶を失くされてからこちら、
一番落ち着いた、良い脈をなさっています。

それに・・・
ウンス様のお顔・・・」

ミョンウォルは、横たわるウンスの顔が
穏やかな笑みを浮かべていることを
ヨンに告げた。

『確かに・・・
ここ数日、このように
穏やかな寝顔を見ていなかった・・・

ウンス・・・
良い夢を見ているのですか?

早く目覚めて、
夢の話を、俺に聞かせてください。』

ヨンが、ウンスに話しかけていると
庵の扉が静かに開く。

「ちちさま・・・」

『ウォンソン・・・

大丈夫だ。
母様は、眠っているだけだ。』

ヨンは、心配そうに扉の近くで
立っているウォンソンに、
優しく声をかける。

「ちちさま・・・

ウォンソンも、ははさまの
おそばにいてもよいですか?」

ウォンソンは、ヨンの傍まで
歩みよると、ウンスの寝顔を見ながら言った。

『それは、構わぬが・・・

もし、母様が
ウォンソンの事を
思い出していなかったら・・・

お前が悲しい想いをするのではないか?』

今まで、我儘の一つも言わず
我慢していたウォンソンが
初めて、ウンスの傍にいたいと強請ってみせた。

ヨンは、ウォンソンが何かを
感じているのかもしれないと思った。

「だいじょうぶです・・・

ははさまが、おめざめになったら
すべてをおもいだされています。

おじいさまとおばあさま
そして、フォンが、ウォンソンにおしえてくれました。」

ウォンソンは、ヨンの目を真っ直ぐに見て言う。

ヨンは、大きく頷くと
ウォンソンを膝の上に抱き上げる。

『わかった。

では、父とともに
ここで、母様が目覚めるのを待つとしよう。』

「はい、ちちさま。
あ、ユリも・・・
ユリもいっしょに・・・

きっと、おめざめになったときに
ははさまがよろこばれるはずです。」

『そうだな・・・

母様は、ウォンソンとユリのことが
大好きだからな・・・

ミョンウォル。
ユリを、こちらに連れてきてくれ。』

ヨンは、健気なウォンソンに目を細めながら
ウンスが目覚めるその時を
親子3人で待つことにした。


















にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun