ヨンが御者を務める馬車で
ウンスとウォンソン、そしてユリが
開京へとむかう。
ヨンは、荷台が大きくなった馬車を
見事に操り、
心地よい揺れが
ウンスとウォンソン、ユリを
眠りに誘う。
「ウンス様・・・
ウォンソン様とご一緒に
少し、お休みください。」
ウツラウツラとする
ウンスに、ミョンウォルが声をかける。
「う・・・ん
そうね・・・
少し、休ませてもらおうかしら・・・
ウォンソン・・・
母様と一緒に・・・
あら・・・ウフフ」
すでに、ウォンソンは、
ウンスの隣で眠っている。
その姿は、ヨンが野営をする際に
木に凭れ、目を閉じている姿に
よく似ていた。
「本当に・・・
こんな姿までも
そっくりなんだから・・・」
ウンスは、ウォンソンの姿に
思わず笑みをこぼす。
「じゃぁ、ミョンウォル。
少しだけ・・・
休ませてもらうわね・・・」
ウンスは、座ったまま眠った
ウォンソンを横たわらせると
その隣に身体を並べた。
「はい。
ゆっくりと、お休みください。
お腹のお子様の為にも・・・」
ミョンウォルは、横になったウンスとウォンソンに
上掛けをかけながら声をかけた。
ウンスとウォンソンが
眠りにつくと、ミョンウォルは
御者を務めているヨンにそっと声をかけた。
「上護軍様。
ウンス様とウォンソン様
そして、ユリ様がお休みになられました。」
『そうか・・・
わかった。
このまま、ゆっくりと進むとする。
また、何かあれば声をかけてくれ。』
ヨンは、ミョンウォルの声にこたえると
馬車の手綱を握りなおす。
「ヨン。
ウンスは・・・?」
手綱を握りなおしたヨンに
チェ尚宮が馬を近づかせてきて聞いた。
『ああ、ウォンソンとユリと共に
休んでいる。
この先の宿場まで、
ゆっくりと進む。
叔母上は、急がなくても良いのか?』
ヨンは、真っ直ぐにすすむ方向を見つめながら
馬上のチェ尚宮に聞いた。
「大丈夫だ。
王様と王妃様より、
お前たちと共に帰ってくるようにと
ご命令だ。
とにかく、ウンスの体調を
考えながら、ゆっくりと
開京にもどればよい。」
チェ尚宮は、ウンスの体調が
落ち着いていることに
安心すると、馬を少し急かし
馬車の前に出ていった。

にほんブログ村
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。
ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。
また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。
by junjun