Reincarnation ~芽生え 41~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


開京。
皇宮、康安殿。

王のもとに、鉄原から
一通の書簡が届いた。

それは、ヨンからの書簡で
近々、開京にもどり、
復職する旨が記されていた。

王は、その書簡を
頼もしそうに読み終えると
眉間に皺を寄せた。

「王様・・・?

如何なさいましたか?」

傍に控えていたアン・ドチ内官が
王の様子が変わったことに気付く。

「ドチ・・・

上護軍が、開京にもどり
復職すると知らせてきた・・・

だが・・・」

王は、その書簡を
忌々しそうに見る。

「だが・・・?

なにか、不都合なことでもあるのですか?」

アン・ドチ内官は、王が不機嫌になった
理由がわからない。

「一言も・・・

義姉君の様子を知らせて来ぬのだ。
これでは、また、王妃の
不興をかってしまう事になる・・・」

王は、ヨンからの書簡に
ウンスの様子が一言も書かれていないことが
気に入らないようだった。

「王様・・・

それは、致し方ないことなのでは・・・?

上護軍は、役目に復職するお許しを
いただく書簡を認められたのですから・・・

ウンス様のことでしたら、
チェ尚宮から、書簡がそろそろ届くのではないでしょうか?」

「たしかに・・・

役目以外のことを認めるようなことは
上護軍はせぬな・・・

ところで、ドチ・・・
チェ尚宮からの書簡は・・・
いつ届くのだ?」

王は、アン・ドチ内官に
チェ尚宮からの書簡がいつ届くか聞いた。

「は?
はい・・・
そろそろ・・・ではないかと・・・」

アン・ドチ内官は、しどろもどろに答えた。

「全く・・・
わからぬということか・・・

もう良い。

迂達赤隊長と禁軍隊長に
上護軍が開京に戻ってくることを伝えよ。

それから、チェ尚宮から知らせが届いたら
すぐに持ってくるように・・・」

王は、少し呆れながら
アン・ドチ内官に告げた。

「か、畏まりました。」

アン・ドチ内官は、そそくさと
王に返事をすると
迂達赤と禁軍に知らせに向かった。














鉄原。
チェ家の屋敷。

ウンスが開京にもどるために使う
馬車の改良が着々とすすんでいた。

ヨンは、鉄原の大工を呼び寄せ
特別に誂えさせていた。

『棟梁。
出来るだけ、揺れを防いでくれ。

それから・・・』

ヨンは、大工の棟梁に
色々な注文をつける。

「チェ家の旦那。
任せておくれ。

儂ら、鉄原の者は
チェ家のお屋敷には
足を向けて眠れやしねぇ。

昔っから、お世話になってるんだ。

こんな時くらいしか
恩を返せねぇ。

奥方様が
ゆっくりと、開京までお帰りに
なられる、最高の馬車にしてみせます。」

大工の棟梁は、嬉しそうに
ヨンに笑ってみせた。















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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by junjun