missing ~解かれし天門の謎 17~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~芽生え~」
限定記事「大護軍の憂鬱」を
お読みいただきありがとうございます。

先日、以前お世話になっていたグルっぽで
綴らせていただいたショートストーリー。

何人かの読み手様より
続きが読みたいとリクエストをいただきました。

どこまで、お届け出来るか
全くわからないのですが・・・(;^_^A

色々な妄想が入り乱れて・・・
お話の収拾がつくのか・・・
とっても不安です・・・(-"-;A ...アセアセ

期待を裏切るかもしれませんが・・・(x_x;)シュン
お読みいただければ、嬉しいです。

by junjun
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ヨンが、国境守備隊に出仕した後、
ウンスは、領主の妻と一緒に
裏庭に、いざという時に役に立ちそうな
薬草を植える場所を探していた。

「ウンス様。
このあたりはいかがでしょう?

日もよく当たりますし・・・

あら・・・?
どうかしたのでしょうか?

門の方が騒がしいようで・・・」

領主の妻が、門の騒がしさに気付く。

「そうですね・・・

あっ!」

ウンスが領主の妻の声にこたえようとした瞬間
目の前に、額に汗をし、
荒い息で、ヨンが駆け込んできた。

『ウンス!!

すぐに支度をしてください。
あの場所に参ります!!』

ヨンは、ウンスの手を引っ張りながら
早口で告げた。

「え?
ええ?

あの場所って・・・

もしかして、天門???」

ウンスは、ヨンに引っ張られ
転びそうになりながら
ヨンに聞いた。

『はい。
天門に異変があったと知らせが・・・

とにかく、何が起きるのかわかりませんが
天門に参ります。』

ヨンは、ウンスの手をひき、
門の傍で待っているチュホンのもとへ急いだ。

「あ、先生は?

先生も一緒に行かなくていいの?」

『すでに、門の前で待っているはずです。

とにかく、急いでください。』

ヨンは、ウンスの息があがっていることに
気づきながらも、ウンスを急かした。

「わ、わかったわ・・・」

ウンスも、覚悟を決めたのか
黙ってヨンに従った。








門の前では、
すでに薬房の先生が
手荷物を背負い、馬に跨って待っていた。

『待たせた。

これから、天門に参る。

だが・・・
今日、天門が開くかどうかはわからぬ。
出来る限りのことは試してみるが
それだけは、心得て貰いたい。』

ヨンは、ウンスをチュホンに跨らせると
その背を囲むようにチュホンに跨った。

そして、先に馬に跨り待っていた
薬房の先生に声をかけた。

「わかっている。

だが、今日、天門が開くかもしれん。
ならば、俺は、俺の時に戻るだけだ。」

薬房の先生は、ヨンの前に座るウンスを
隠し見るように、視線を流しながら
ヨンに答えた。

『覚悟は出来ているという事だな・・・

ならば、何も言わぬ・・・



ウンス・・・
参ります。』

ヨンは、薬房の先生の言葉に
その覚悟とウンスへの想いを感じた。

そして、ウンスに声をかけると
チュホンの腹を一蹴りし、
天門へと向かった。















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
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by junjun