missing ~解かれし天門の謎 15~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~芽生え~」
限定記事「大護軍の憂鬱」を
お読みいただきありがとうございます。

先日、以前お世話になっていたグルっぽで
綴らせていただいたショートストーリー。

何人かの読み手様より
続きが読みたいとリクエストをいただきました。

どこまで、お届け出来るか
全くわからないのですが・・・(;^_^A

色々な妄想が入り乱れて・・・
お話の収拾がつくのか・・・
とっても不安です・・・(-"-;A ...アセアセ

期待を裏切るかもしれませんが・・・(x_x;)シュン
お読みいただければ、嬉しいです。

by junjun
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トクマンが国境の地に来て数日が過ぎた。
民の衣を纏い、民の中に紛れ込み
チェ家とこの地の繋がりを調べ続けていた。

そんなある日・・・
1人の老婆がトクマンにあることを話した。

「あぁ?
あの宿の裏にあった・・・薬房になぁ・・・
いたようだよ・・・

わしのおじいさんが、よく遊んでもらったそうだ。

なんやら・・・由緒ある両班のお人でのぉ~
この国境の地を護るために来てたそうだ。」

老婆は、子供の頃に聞いた話を
思い出すように話して聞かせた。

「それで、おばあさん。
その人って・・・
ちょっと変わった力を持ってたとか・・・」

トクマンは、内攻を持っていたかを聞いた。

「力ぁ~

あ、ああ・・・力な・・・
あったそうだ・・・

確か・・・手から雷を出したって・・・

そんなことできる人間がいるはずもないのに

おじいさんは、その両班のお方に
憧れとったから・・・
そんなありもしない力があるって思ったんだろうね・・・」

「手から・・・雷・・・
やはり・・・内攻・・・


そ、それで?
おばあちゃん。
その両班の人の名前は?
おじいちゃんから聞いてないの?」

トクマンは、その名前を知りたがった。

「ん~、名前な・・・

何だっけな・・・

確か・・・チョン・・・いや、
チェ・・・チェ・なんだっけな・・・」

「チェ・・・
チェ家の人なんだね?」

「ああ、そうだ。
チェ家のお方だ。

名前は、ちょっと思い出せないねぇ・・・」

「おばぁちゃん、ありがとう。
お礼にこれ、美味しいもん食べて。」

トクマンは、懐から金子を取り出すと
老婆の手に握らせた。











国境守備隊の兵舎。
ヨンの執務室。

ヨンは、次々と届けられる書簡に
目を通し、速やかに処理をしていく。

その様子を、部下がポカーンと口をあけてみていた。

『なんだ?
何をボケっとしている?』

ヨンは、書簡から目を離さずに
部下に告げた。

「あ、いえ・・・

あ、これは、開京へ届けられる書簡ですね。
早速手配いたします。」

声をかけられた部下は
慌てて、開京あての書簡を手にとったその時、
トクマンが執務室に駆け込んできた。

「大護軍!!」

トクマンは、書簡を手にした部下に
ぶつかりそうになりながら
ヨンの前に駆け込んできた。

『トクマン!!
騒がしい!!
静かにせぬか?!』

ヨンの怒号が執務室の中に響く。

「あ、失礼しました。

でも、大護軍!
わかったんです!!」

トクマンは、ヨンの怒号に驚きもせずに
嬉しそうにヨンに報告し始めた。















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun