愛しき日々~生きてこそ 65 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


『・・・それから・・・
ユン・ソンヨン殿との離縁状も認められていた。』

ヨンは、アン・ヨンジンの死に
狼狽えるユン・ジモンに、その事実を告げた。






「離縁・・・状・・・
まさか・・・そんな・・・

では、ソンヨンは・・・どうなるのです?

実家にも帰ることはできません・・・」

ユン・ジモンは、ソンヨンのこれからを
案じながら聞いた。

『ユン・ソンヨン殿に
何一つ罪はない・・・

それ故、身体が回復されれば
ユン・ソンヨン殿が望まれる場所で
暮らしていくことになる。』

「そうですか・・・

上護軍・・・
一つ、私の頼みをお聞きいただけないでしょうか?

上護軍の大切な奥方やご息女を
攫おうとした私が
お願いできることではないのですが・・・

しかし、この高麗で
上護軍以外に信頼できる方がいません。

どうか・・・お願いします。」

ユン・ジモンは、ヨンに
縋るような瞳で懇願した。

『願い・・・?

どのような願いだ?』

ヨンは、願いを叶える叶えないを
答えずに聞いた。

「はい・・・

もし・・・
万が一・・・
ユン・ソンヨン殿の生活が
困窮されないよう・・・

面倒をみてもらえないでしょうか?

私には、赦されないこと故・・・」

『それは、俺に、
ユン・ソンヨン殿を囲えという事か?』

怒りに満ちたヨンの声が返ってくる。

「もし・・・
上護軍が、それをお望みであるのなら・・・」

ユン・ジモンは、下唇を噛みしめながら俯いた。

『俺を愚弄するか?!
何故、ソンヨン殿を
囲わねばならんのだ?

俺の妻は、唯一人・・・
どのような事情であれ
その願い聞き入れることなど出来ぬ!!

ユン・ジモン!!
お前が、罪を償い
ソンヨン殿を支えればよいのではないか?!』

ヨンの怒りが爆発する。

「しかし・・・私は・・・

王族でもある、上護軍の奥方様を・・・
王族に剣を抜いたも同じこと・・・

死罪は免れません・・・」

死を覚悟しているユン・ジモンの言葉に
ヨンが、告げた。

『お前が、そのような事を
言っているのであれば

全てを背負い逝ったアン・ヨンジンは
死に損だな。

もう一度、その頭で良く考えよ。

何故、アン・ヨンジンは
全てを背負って逝った?

何故、死の間際に離縁状を認めた?

一晩、よく考えろ!!』

ヨンは、怒りを込めた声で
ユン・ジモンに告げると、兵舎へと戻って行った。













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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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その際は、スルーをお願いします。

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万が一そのようなコメントをいただきましても
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心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
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by junjun