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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。
本編「夢幻花揺れて・・・」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただき、本当に嬉しく思っています。
Anniversary企画でご意見をいただきました
こんなお話読んでみたい!の中から
第三弾、チェ家の子供たちの日々のお話をお届けします。
「チェ家の成長日記」は、
ヨンとウンスの子供たちのお話です。
ウォンソン、フォン、ユリのお話を
不定期ですが、お届けしていけたらと思っています。
極力、一話完結を目指してお届け予定ですが、
どうなることか・・・junjunにも未知の世界です(笑)
チェ家の子供たちの成長を、広く、暖かなお心で
見守っていただければ嬉しいです。
by junjun
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高麗開国の功臣名家・崔家、
高麗軍迂達赤隊長、大護軍チェ・ヨンの嫡男
チェ・ウォンソン。
まだまだ、遊びたい盛り。甘えたい盛り。
だが、妹、ユリの前では
幼いながらお兄ちゃんぶりを発揮していた。
今日も大好きな母上とユリの姿が見えると
剣の稽古を止めて、一目散に
ウンスのもとへ駆け寄って行く。
「ははさま~」
「あら?ウォンソン
そんなに走っちゃ、転んじゃうわよ。」
ウンスは、まだ赤子のユリを抱きながら
ウォンソンに微笑みかけた。
「今日も、剣の稽古をしてたの?
手にマメができちゃってたのに
痛くない?」
ウンスは、縁側にユリを抱いたまま座り
ウォンソンの手を取り見て言った。
「ははさま。
だいじょうぶです。
ぼくが、ははさまとユリをまもるためです。
きっとおそらのうえにいるフォンも
おけいこをしているはずです。
フォンにまけていられません。」
ウォンソンは、紅巾の乱のときに
天に召されたフォンを忘れずに
フォンの分も頑張っていた。
「ウォンソン・・・」
ウンスは、ウォンソンの心根が
真っ直ぐで優しいことが嬉しくもあり、
フォンの事をおもうと切なかった。
「ははさま・・・?」
涙目になった大好きな母上をみて
ウォンソンは心配そうに声をかけた。
「ん・・・大丈夫よ。
少し、目にゴミが入っただけだから・・・」
ウンスが、目じりの涙を
指で拭っていると、背中から低くて優しい声が聞えてくる。
『ただいま、戻りました。
ん・・・如何したのです?』
ウンスが、その声に振り向くと
国境に視察に行っていたヨンが立っていた。
ヨンは、振り向いたウンスの涙目に気付くと
ウンスの顔を心配そうに覗き込んだ。
「あ、ヨン。
お帰りなさい・・・
なんでもないの。
ゴミが目に入って・・・」
ウンスは、笑みを浮かべながら、
ヨンを迎えた。
『そうですか・・・?
なら、良いのですが・・・
ユリは、気持ち良さげに眠っていますね・・・』
ヨンは、ウンスの目じりの涙を
そっと指で拭うと、ウンスの腕の中で眠る
ユリをみて、微笑みかけた。
『ウォンソン。
剣の稽古をしていたのか?』
ヨンは、ユリから、ウォンソンに視線を向けた。
「ちちさま!!
おかえりなさいませ!!」
『ん、ただいま。
父が留守の間、
母様とユリを護ってくれて
ご苦労だったな。』
ヨンは、木刀を片手に持つウォンソンをみて
優しく微笑むと、縁側から庭へ降りて行った。
『ウォンソン。
父が稽古をつけてやる。
全力でかかってこい!!』
「ちょ、ちょっと、ヨン?!」
ウンスは、慌ててヨンを止めようとした。
『大丈夫です。
無茶はしません。
少し、男同士で、語り合いたいだけです。』
ヨンは、ウンスに告げると
中庭の真ん中へと
ウォンソンを連れて行った。
一頻り、稽古を終えると
ヨンは、ウォンソンの前で
腰を屈め、視線を合わせた。
『ウォンソン。
父が留守の間、一人でよく頑張ったな。
だが・・・
そこまで、頑張らなくても良い。
お前はお前だ。
天に召されたフォンの分まで
頑張ろうとするな。
ウォンソンは、ウォンソンらしく
やりたいことをすればよい。
父の跡を継ぐことなども
考えなくても良い。
母と同じ、医術を学びたいのであれば
それでも良い。
父と母は、いつも、いつまでも
お前の味方だ。
わかったな?』
ヨンの大きな手が、
肩で息をするウォンソンの頭を撫でる。
ウォンソンは、縁側で、二人を見守るウンスを
振り向き見た。
ウンスが、微笑みながら頷くのを見ると
目の前にある、暖かい大きな胸に飛び込んだ。
「ちちさま!!」
『ウォンソン。
稽古をして、汗まみれだ。
共に、湯あみをするか?』
ヨンは、ウォンソンを抱き上げた。
「ちちさま?
ははさまは?」
『ん?どういう意味だ?』
ヨンは、抱き上げたウォンソンの顔を
見ながら聞いた。
「ははさまは、いっしょじゃないのですか?」
『ん?』
「だって、ゆあみのとき
ちちさまとははさまは、いつもいっしょでしょ?」
『ウ、ウォンソン!!』
ヨンは、ウォンソンを抱き上げたまま
大股で湯殿へと向かった。
湯殿で、ヨンとウォンソンが
どのような会話をしたのか・・・
それは、ヨンとウォンソンの
男同士の秘密となった・・・
~完~

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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。
ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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その際は、スルーをお願いします。
by junjun