途切れし絆~届かぬ想い  ヨンとウンス 後編(完) | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「夢幻花揺れて・・・」
限定記事「隊長の浮気・・・?!」
をお読みいただきありがとうございます。
 
先日、「途切れし絆~届かぬ想い」の
最終話をお届け致しました。

しかし、その後、ヨンとウンスは・・・
ヨンは、無事にウンスを坤成殿から
屋敷に連れ帰ることができたのか・・・

ちょっと気になりませんか?

そこで、今回、「途切れし絆~届かぬ想い ヨンとウンス」と
題しまして、その後のお話をお届けしたいと思います。


ヨンとウンスが、仲良くお屋敷に戻れることを
祈って止まないjunjunですが・・・
暖かく見守って下されば嬉しいです。

by junjun
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:。☆

 

 

ヨンは、赤月隊の頃からの話を
ゆっくりと話し始める。

その話は、亡くなった許嫁メヒの話から
ユンミへ施した、赤月隊の閨の手技に至るまで
言葉を選びながら話し続ける。

そして、何故ユンミが今回の騒動を起こしたのか、
それには、カン・ヨシクの権力と富への欲
それにつけこんだ紅巾の朱元璋がいたことを告げた。

ヨンの口から朱元璋の名前が出た時
ウンスが一瞬身体を強張らせた。

「ヨン・・・
朱元璋・・・って・・・
あの・・・白蓮教を主軸とした・・・
紅巾の・・・朱元璋・・・?」

『はい、そうですが・・・
ウンス・・・?
朱元璋が、どうかしたのですか?』

「ん・・・?
あ、なんでもない・・・
ちょっと、聞き覚えがある名前だったから・・・」

ウンスは、顔色を変えながらも
詳しいことは何も語らなかった。
それは、歴史という名の時の流れに
逆らう事になる・・・
しかし、記憶にある紅巾の乱が現実味を
帯びてきたことに、ウンスは不安でならなかった。

『ウンス・・・?』

「大丈夫よ。
話を止めてごめんなさい。
話を続けて・・・」

ウンスは、ヨンに話しを続けるように促した。
ヨンは、ウンスの様子が気になりながらも
王妃の手前、それ以上聞くことも出来ず、
話を続けた。

『本日、尋問の場で、
カン・ヨシク並びにカン・ユンミの沙汰が
王様により下されました。

その結果、カン・ヨシクは極刑に
カン・ユンミは、恩赦のない流罪となりました。

私は、決して、王妃様の義姉君様である
この方を裏切ってはおりません。
また、これから先も裏切ることは一切ございません。

私にとって、この方は
最初で最後の愛しい女人でございます。

今回の事で、この方を傷つけ、悲しませた分
これまで以上に大切に愛しみ、護っていく覚悟でございます。』

ヨンは事の顛末を話終えると、
力強い声で、はっきりとウンスを護り、愛し抜いていくことを
王妃に誓った。

王妃は、ヨンの力強い言葉に、
ウンスの顔を見ながら
小さく頷いた。

「王妃様・・・」

「お義姉様・・・
お義姉様のお気持ちは、
すでにお決まりのようでございますね。

大護軍。
よくわかりました。

お義姉様を護れるのは、大護軍しかおりません。

されど・・・
お義姉様の心を傷つけるのも
大護軍、貴方だけなのです。

大護軍のことになると
お義姉様は、ご自分を殺してまでも
我慢なさいます。

そのことは、決して忘れてはなりません。
よろしいですね?」

『はい。王妃様。
何があっても、この方を護り抜く覚悟でございます。』

ヨンは、改めて王妃の前で跪き、頭を垂れた。

「ならば・・・

早々に屋敷にお戻りなさい。
そして、
傷ついたお義姉様の心を
お慰めしてさしあげなさい。」

王妃は、優しい笑みを浮かべ、
ヨンとウンスに告げた。

「王妃様・・・
ありがとうございます・・・」

ウンスは、王妃の言葉に、
涙を堪えながら礼を述べた。

「大護軍。
いつまで、お義姉様を待たせるのです?
早く、お連れにならねば・・・
このまま、坤成殿にお引き留めしますよ。」

王妃は、目じりを袖で押さえながら
ヨンを急かすように言った。

『はっ!
では、王妃様・・・
これにて、失礼いたします。』

ヨンは、王妃とチェ尚宮にお辞儀をすると
ウンスの手を握り、二人仲睦まじく
王妃の居室を後にした。








屋敷に戻るまでの間
チュホンの馬上で、ヨンは
ウンスの温もりを確かめていた。

ウンスもまた、背中に感じるヨンの温もりに
心を暖められていた。

「ねぇ・・・
ヨン・・・」

『如何しました?』

「その・・・
あのお嬢さん・・・
いつ江華島へ・・・」

ウンスは、ユンミの流罪になる日を聞いた。

『カン・ヨシクの刑が執行された後
その日のうちに、開京を発つことになりますが・・・

それが、どうかしましたか・・・?』

突然のウンスの言葉に
ヨンは、不安を感じた。

「きっと・・・
誰にも見送られることもないんでしょうね・・・」

『そうですね・・・
罪人として、開京を発つのですから・・・』

「そうよね・・・」

『見送りたいのですか・・・?』

「ん・・・
表立って、見送ることは出来ないって
わかってる・・・

でも・・・遠くから・・・
あのお嬢さんの幸せを
祈って・・・」

ウンスは、俯きながら
その思いを告げた。

『貴女という方は・・・
わかりました・・・

その時は、俺が一緒に参ります。
ただし、遠くから・・・です。
よろしいですね?』

ウンスは、ヨンの声に黙って頷くと
その体を、ヨンの胸に預けた。

「やっと・・・
帰って来れた・・・」

その一言が、ウンスの心の傷の深さを
物語っていた。
ヨンは、その心の傷を癒すかのように

ウンスを力強く抱き寄せた。








数日後・・・
カン・ヨシクの刑が執行された日の
早朝・・・

開京の街を一望できる小高い丘の上
馬上から、一人の女人を見送る
高麗の武神と天女の姿があった・・・








~完~
にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

 

「途切れし絆~届かぬ想い ヨンとウンス」は

このお話が最終話となります。

いままで、お付き合いいただき

ありがとうございました。

 

次回のAnniversary企画のお話まで、

少しお待ちいただくことになりますが

ご了承くださいませ<m(__)m>


ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。
by junjun