佳奈さんの手を握り…


佳奈さんの顔を見ました…

頭に包帯して…

人工呼吸器がつけられてます…

佳奈さんの顔をそっと触りました…



「佳奈さん…


こんな時だけど…


やっぱり佳奈さんは綺麗だよ…しょぼん



学校のアイドルだったのって当たり前だね…しょぼんしょぼん



頭が良くて…


優しくて…


可愛くて…


こんなに綺麗で…


それなのに…


どうして自分なんかを好きになったの…?しょぼんしょぼん



佳奈さんならもっといい人…

いっぱいいるのに…しょぼん


頭の包帯の上から…

頭を撫でてました…



「自分なんか好きにならなかったら…


自分なんか…


好きにならなかったら…


こんな痛い思いしなくて良かったのに…しょぼんしょぼん


痛かったでしょ…しょぼん




ごめんね…しょぼんしょぼんしょぼん


佳奈さん…


ごめんね…しょぼんしょぼんしょぼん



自分なんか…


佳奈さんを好きになったらいけなかったんだよ…しょぼんしょぼん


そしたら佳奈さん…

こんな怪我なんかしなかったかも知れないのに…しょぼんしょぼん


ごめん…しょぼんしょぼんしょぼん


本当にごめんね…しょぼんしょぼんしょぼん


反対側の手を握ってた

おばあちゃんが…


「私が佳奈ちゃんの代わりになったら良かったのよ…しょぼんしょぼん


佳奈ちゃんは…


本当に優しい子なの…しょぼん


神様…


私が代わりますから…しょぼん


私が佳奈ちゃんの代わりになりますから…


佳奈ちゃんを連れて行かないで下さい…しょぼんしょぼんしょぼん



みんなおばあちゃんと同じ気持ちです…しょぼんしょぼん



何時間も…


病室に…

みんなが泣く声と…


佳奈さんの人工呼吸器の音だけが響いてました…



日付が変わった頃…




握ってた佳奈さんの手が

ピクッって動いたみたいで…


えっ!?って思った時…



「じゅん…く…ん…」



声がしました…


佳奈さんを見ると…



佳奈さんが目をあけ…


自分を見てます…しょぼんしょぼん



「佳奈さん…


佳奈さん…しょぼんしょぼんしょぼん



「じゅ…ん…く…ん…」



佳奈さんが…

少し笑ってます…しょぼんしょぼんしょぼん