何も話さず…
しばらく抱き合っていました…
佳奈さんは涙を流して…

「ねぇ…じゅん君…」


「うん…」


「私…雨の日が嫌いだった…」
「じゅん君と朝陽を見れないから…」


「自分もだよ…」


「私…愛知に行ったら…
いつもじゅん君の事思い出すと思うの…」

「じゅん君の顔…じゅん君の声…」

「晴れた日は…
じゅん君と見た朝陽や学校で走ってるじゅん君…」

「雲った日は…
少しだけ見えてる朝陽を…これも綺麗だって言ったじゅん君…
雨にならない様に毎日お願いした…てるてる坊主…」