不思議な夢を見ただけではなく

不思議な声も聴いた

 

 

妊娠中、

天気のいい日の午前中に

大学の授業もなく

部屋で一人で読書を

楽しんでいた時のことだった

 

普通に本を読んでいるところで

頭の中にビーンとつよく

響く男の人の声がした

 

普段使わない感じの言葉だったから

ちょっと違うかもだけど

「汝、子を賜ったときから

祝福されている」

 

そんな言葉だった。

 

そんな言葉が聞こえた私の

反応はというと

 

『は?!?(何今の)』

 

だった。

 

声が頭の中に響いたのは

初めてだし、

あれ以来ない。

 

でも、あの言葉は

本当だったといつも思う

 

子どもを妊娠してからの

私はそれまでに比べて

すごく穏やかで幸せなのだから

 

まず私は子どもを授かったときから

環境が一変した

 

親の管理から離れることができたし、

結婚前に自由恋愛で学生なのに

妊娠した私は

 

両親が信仰していた教会に

来られたら困ると言われて

無事行かなくてよくなったし

 

 

一人暮らしと大学費用を

自分で稼いでいる日々で

自分が働かないと即生活できなくなると

思っていたのに

 

妊娠してキャバ嬢をやめて

バイトをしない状況でも

一人暮らしをして

大学を無事に卒業できたのだ

 

思いがけず

大学費用が無料になったり

一人暮らし代も

自分から誰かに

「お金おくって」とか

一回も言うことがないまま

祖母や夫など誰かから連絡が来て

お金をおくってくれたのだった

 

そんな不思議と何かに

守られているような

日々を過ごしながら

私は出産予定日が近くなり

12月24日のクリスマスを迎えた