心臓

心臓エコーの結果、また心機能が下がってしまった。ＥＦ（イジェクション・フラクション）という 心臓のポンプの役割をする数値が平均値より低い。以前にも2005年3月にその数値が42%まで下がり、自覚症状全くなしだったが医師いわく心不全寸前の値です、といわれ、結局ハーセプチンを2006年5月まで約一年休んだことがあった。60%ないとハーセプチンはできないそうだ。
ただでさえ効く薬がなくなっている今、ショックは大きい。おまけに左肋骨が痛く、絶対折れてるに違いない。６月解禁のラパチニブまで果たして体がもつかどうか…。

なぜ皆強いの？

私はだめだ。
先日のCTの結果がさらに悪くなっていた。まさか心臓にまでとぶとは思いもしなかった。わずかながら心嚢液がたまり、心膜に腫瘤ができているらしい。結果を聞きながら涙をこらえるのに必死だった。唯一、肺の水が少し減っていた。本当なら喜ぶべきことだがそれを打ち消すほど心臓にまで影響が及んでいるのはショックだった。咳もでないし、酸素吸わなくてもなんとかなってるのに…。骨の転移も増えていて、そこは骨折してるらしい。夜は寝ようにも眠れず、泣いてばかりの毎日。

新たな腫瘍

背中にも新たな腫瘍ができ始めて１ヶ月がたつ。左の肩甲骨の辺りだ。いわゆる皮下腫瘍というやつか、皮膚表面が赤くなっているので腫瘍のある場所がすぐわかる。一カ月でこれだけ広がったとなると、だいたいこの先予想はつく。広がってからでは遅いと外科と放射線科両方のベテラン女医の主治医にみせたら、「このくらいならまだ様子をみていいと思う」とあっさりいわれた。たくさんの患者をみている彼女たちにいわせれば、このくらいで何をオタオタしてるの、くらいなもんだろう。こっちは背中じゅうが真っ赤になって、ボコボコになって痛みで苦しむ姿しか浮かんでこない。どちらにしても今飲んでる薬は効いてない。早く楽になりたい。