日本の技術が海外に流出
年末のあいさつ回りで恩師と交わした会話で、日本人の技術者が海外にどんどん流出しているということが話題になりました。(今日の毎日新聞にも掲載されています)
優秀な技術者や職人が日本国内の会社に見切りをつけて、韓国や台湾、中国に再就職していると。
日本の中小企業の技術水準は相当高いわけですが、アジア諸国の追い上げもすごく、なおかつコストが安い。
国内の中小企業が価格競争で持たなくなっている。
アジアの技術の向上は、元をただせば日本から技術者を派遣し、海外の人材を日本で研修し技術移転したもの。
大企業は技術を海外に移転し、国内外で部品のコスト競争をさせ安いところから納入。国内優先はなし。
日本企業ブランドの商品だが、中身はアジア製品。
これでは、日本人は職場を奪われてしまう。
優秀な技術者や職人は請われてアジア企業の技術指導に。
史上空前の内部留保した資金をアジアの工場建設につぎ込む大企業。日本人従業員はリストラと賃金カットの嵐。
税収は伸びない。雇用は減るばかり。個人所得税も法人税も伸びない日本。
それなのに、法人税5%カット。1兆5千億円の減収。
これでいいんだろうか。