「森林・林業再生プラン」林野議員団会議 | 満行潤一 オフィシャルブログ Powered by Ameba

「森林・林業再生プラン」林野議員団会議





11月12日、全林野会館5階ホールで行われた「森林・林業再生プラン」林野議員団会議に参加しました。

主催者あいさつで、河田伸夫 森林労連中央執行委員長は、「森林・林業再生プラン」は、国、県市町村、林家、林業者、住民、地域でその具体化を図らなければならない。10年間で2兆円の予算が必要。我々は国有林野事業は、一般会計で行うよう求めている。現状は8割が一般会計からくり入れている。ぜひ、ご理解いただきたい、と述べられました

引き続き、来賓あいさつがあり、横路孝弘 衆議院議長と筒井信隆 農林水産副大臣が登壇され政権交代の意義と成果についてお話がありました。さすがに政権交代すると来賓の肩書きも格段の違いですね。



講演では、『「森林・林業再生プラン」を読み解く』と題して、岡田秀二 岩手大学農学部教授が、「森林・林業再生プラン」ができた背景を中心にお話しをいただきました。

政権交代により、時代が変わった。明治以降続いた中央集権から、主役が「地方」になった。プランができたのは政権交代になったからだといえる。まさに「転換」である。

昨年、12月25日にプラン現る。「新成長戦略」に盛り込まれた。「元気の出る日本のシナリオ」の柱として、高らかに謳ってある。「緊急雇用対策」の一環として、短期的な雇用の創出としても重要視している。



「森林・林業再生プラン」最終とりまとめ(素案)報告 を林野庁計画課長からお聞きしました。

 先人が植えた広大な財産を生かし切れていない。温暖化の話もあり、資金を山につぎ込めばすむ時代もあったが、今後再生・循環する事が大事である。改革をして行かなければならない。産業として成り立つ制度に。低コスト化とか。課題もある。施業をしない所有者をどうするか。ユーザーにどうやって使ってもらうか。輸入材との戦い 国産材50%の目標など。

特に地方でのポイントとして
・市町村森林整備計画が森林のマスタープランに 

・担い手となる事業体や人材の育成

・国産材需要拡大 効率的な加工、流通体制の確立

など、詳しく解説していただきました。



「森林・林業再生プラン」の概要がよく理解でいましたし、私たちの役割も認識しました。

会議終了後は交流会もあり、参加者と楽しく交流できました。

森林労連のみなさま、お世話になりました。