「沈まぬ太陽」 | 満行潤一 オフィシャルブログ Powered by Ameba

「沈まぬ太陽」

今日の朝日新聞に、日航調査委員会が結論を出し近く報告書を提出すると載っています。

日本航空の破綻原因を調べている同社の独立機関「コンプライアンス調査委員会」は、歴代経営者の不作為が原因で破綻したと結論づけ。

危機意識の欠如。「親方日の丸」企業体質。組織の肥大化。もろい財務体質。政官とのもたれ合い。「ナショナル・フラッグ・キャリア」のおごり。
報告書にならぶ厳しい指弾の文字。

この記事を読んでいて、映画「沈まぬ太陽」を思い出しました。

原作は読んだことはありませんが、15年前、山崎豊子氏が週刊新潮で連載を始め大反響を巻き起こしたことを覚えています。よくこんな過激な・衝撃的なストーリーが(日航関係者を敵に回し)書けるものだと。

そして、映画
「沈まぬ太陽」の封切り。時は折しも日航の破綻状態の今日。
映画化も日航の相当な反発があったようですが、よくもまあこの時期に封切りを。

映画のストーリーは衝撃的な内容でした。まさに、日航調査委員会が指摘した悪しき体質の場面が次から次にでてきます。

この報告書で、山崎豊子氏は既に15年前に的確に日航の問題点を掌握していたことがはっきりしました。