ある日のこと。
junゎお気に入りのタイトスカートに、奮発して買ったばかりのシアーなストッキングを合わせ、意気揚々と街を歩いていたんだ。
ところが、駅の階段を急いでいたときのこと。
バッグの角が不意に足に触れたかと思うと、「あ……」という嫌な感触。
慌てて足元を見ると、膝から太ももにかけて無情にもスーッと一本の白い筋――伝線が走ってた。
やっちゃった![]()
どうしよぅ……これから約束があるのに。
予備も持ってないし、コンビニを探さなきゃ。
慣れないパンプスで焦れば焦るほど、足取りがぎこちなくなる。
近くのベンチに腰を下ろし、半べそをかきながら伝線した足を見つめて途方に暮れていたそのとき。
「どうかされましたか?」
頭上から優しく声をかけられた。
顔を上げると、そこにゎ仕事帰りと思しき、美人のOLさんが立っていた。
「あ、すみません、伝線しちゃって……」
恥ずかしさで俯くjunに、彼女ゎ周囲を一度確認してから、屈託のない笑顔で言った。
「ちょうど私、仕事が終わってこれから着替えようと思ってたんです。
今履いてるこれ、まだ綺麗だから。
ここで脱いじゃうのも何ですし、あそこのパウダールームで替えっこしません?」
「えっ!? そんな、申し訳ないですぅ!」
驚くjunの手を引き、彼女ゎ笑顔で近くの化粧室へ連れて行ってくれたよ。
個室の隣同士で、衣擦れの音が聞こえる。
「はい、どうぞ。まだ温かくてごめんなさいね」
ドアの隙間から差し出されたのゎ、つい数秒前まで彼女が履いていた、ほんのり体温の残るベージュのストッキング。
そのストッキングを履き直すと、彼女の優しい香りと温もりが、junの肌を包み込んだよ。
伝線した悲しみゎどこかへ消え、かわりに胸の鼓動が速くなる。
鏡の前で合流すると
「ぴったりね、よく似合ってるわよ」
そう言い残して彼女ゎ去っていった。
(女の子の世界って、なんて優しくて、刺激的なんだろう……)
彼女から譲り受けた「温もり」を足元に感じながら、少しだけ背筋を伸ばして再び街へと歩き出したjunでした。
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