それゎ確かに“深い夜”だった。
言葉ゎ少なく、確認もなく、流れだけが続いていく。
実験といぅ名目ゎ、途中で意味を失っていた。
近さも、熱も、時間の感覚も、境目が曖昧になる。
そして、夜ゎ閉じた。
翌朝、最初に異変に気づいたのゎ、優奈だった。
「……ねえ、jun」
優奈の声が、低い。
寝起きの掠れ声にしてゎ、はっきりしすぎている。
junゎ目を開け、隣を見る。
違和感は、一瞬で確信に変わった。
輪郭。
首筋。
肩の線。
「……優奈?」
呼ばれている本人が、ゆっくりと自分の手を見る。
指を動かし、喉に触れ、息を整える。
「……これ、私?」
声ゎ、もう完全に“男”だった。
部屋の空気が、ぴたりと止まる。
junゎ反射的に、自分を確認する。
体の感覚。
重心、呼吸、股間。
すべてが女性のそれだった。
「……入れ替わった?」
優奈ゎ苦笑いとも戸惑いともつかない表情で、鏡の前に立つ。
そこに映るのは、♂モードのjunの姿だった。
「昨日までは、junだけが変わってたのに」
バッグから、あの口紅を取り出す。
口紅ゎ、静か。
でも、今回ゎjunの唇じゃない。
「ねえ」
優奈が振り返る。
「もしかしてさ……」
「うん」
二人の考えゎ、同じ場所に着地していた。
強い関係性。
一方向じゃない選択。
そして、深く共有された状態。
「切り替わるのは、junだけじゃない」
口紅ゎ“人”を選んでいるわけぢゃない。
条件を満たした側に、状態を渡す。
junゎ、背中に冷たいものが走るのを感じた。
「じゃあ、私たち……」
「うん」
優奈ゎゆっくり息を吐く。
「同じ実験に、巻き込まれた」
窓の外でゎ、いつもの朝が始まっている。
でもこの部屋でゎ、立場が反転するといぅ非日常が始まった。
次回ゎいよいよ最終回、「戻れなかった二人」
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