昨日連絡先を交換した優奈ともう一度会うことにした。
ホテルでベッドに腰かけながら優奈と話をする。
「jun、それ、ちゃんと調べたほうがいいね」
junゎ苦笑する。
調べる。
その言葉が、妙にしっくりきた。
優奈ゎ理系気質。
不思議なことを前にすると、怖がるより先に条件を整理したくなるタイプ。
junの仮設を全部聞いたあと、彼女ゎメモ帳を取り出した。
「じゃあ、実証実験をするよ」
そぅ言いながら優奈ゎjunの目の前で目をつぶりながら唇を近づけてきた。
静かに実験が始まった。
触れる前と後で、感覚ゎどう変わるか。
距離が近い時と、離れているときの違い。
視線、言葉、呼吸。
どれも数値測定ゎできないけど、確かな差が実感できる。
「キスは、スイッチ」
優奈は言う。
「でも、その後は……関係性に反応してる気がする」
junゎうなずく。
確かに、ただの行動だけぢゃない。
そこに含まれる“気持ち”や“受け取り方”で、体の感覚が変わる。
実験ゎ、少しずつ踏み込んでいった。
近づいたり、離れたり。
確かめるように、慎重に。
junゎ自分で自分に「これゎ快楽を求めているわけぢゃない」そぅ言い聞かす。
条件分岐の確認だ。
「ねえ」
優奈が、ふと真面目な声になる。
「junが“戻りたい”って思う瞬間と、“このままでもいい”って思う瞬間、違う?」
その質問に、答えゎすぐ出せなかった。
戻らなきゃいけない時。
戻りたいと思う時。
そして、戻らなくてもいぃと感ぢる時。
体ゎ、それを全部拾っている。
「……うん、違う」
そう言うと、優奈は小さく笑った。
「じゃあさ、口紅はjunの体じゃなくて、選択を記録してるんだよ」
選択。
一つ一つの行動ぢゃなく、流れとしての選択。
唇に指を当てる。
色ゎ変わらない。
でも、重さが少し違う。
「つまり」
優奈の目を見ながら言葉を探す。
「“どう過ごしたか”が、次の状態を決めてる?」
「たぶんね」
優奈ゎ肩をすくめる。
「だから実験は、まだ終わらない」
カーテンの外ゎ、街が夜の闇の中に消えていく。
深呼吸する。
怖さより、好奇心が勝っていた。
解明ゎ、まだ途中。
でも方向ゎ見えた。
次回、「実験で一度も戻らなかった日」
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