巨人は3日、育成選手の黄志龍(ファン・ツーロン)投手(21)と支配下選手契約を結んだことを発表した。契約金1000万円、年俸440万円で背番号は「118」から「97」に変更。原監督が期待を寄せる“秘密兵器”が、4日にも1軍デビューし、9日のオリックス戦(京セラD)で初先発する可能性も出てきた。
まぶしいフラッシュを浴びながら、スーツ姿の黄志龍は落ち着いていた。この日、東京Dで支配下契約会見。「自分ではスピードがあって、コントロールも良いと思う。先発として勝利に貢献できるように頑張りたいです」と言ってのけた。
自信がある。台湾出身の右腕は、大学時代から台湾代表としてIBFワールドカップなど、数々の国際大会で活躍。昨秋、2軍練習に参加した際に実力が認められ、育成選手として巨人入り。最速152キロの速球と多彩な変化球を武器に、今季はイースタンで主に先発として7試合で2勝2敗、防御率1・54という安定した数字を残した。
指揮官は「キャリアもあるし、ファームでも実績を積んでいる。1軍選手と同格と見ている」と評価している。ゴンザレスの緊急帰国が決まったこともあり、首脳陣が先発の補強を要望。登録の時機を探っていた清武球団代表が「タイミングが良かった。あとは本人次第。後に続く育成選手もいると思います」と説明したように、フロントが迅速に対応した。これで支配下選手は68人。球団は今後、登録期限の7月末までに、林イー豪(リン・イーハウ)ら残りの育成15選手から少なくとも1人、支配下登録する方針だ。
黄志龍は今後、4日にも1軍登録され、まずは中継ぎで登板予定。そこで力が認められれば、一時帰国するゴンザレスに代わり9日のオリックス戦で初先発することが濃厚だ。「小さい頃から日本で活躍したいと思っていた」という右腕が、ジャパニーズドリームに挑む。
◆黄志龍(ファン・ツーロン)1989年2月22日、台湾台東県出身。21歳。台北県穀保家商高―国立体育学院(台湾体育大)。昨年11月20日に巨人と育成選手契約を結んだ。中学時代から台湾代表入りするなど、国際舞台での経験は豊富。MAX152キロの直球に加え、スライダー、シンカー、シュート、フォークと変化球も多彩。今季は2軍で7試合に登板し2勝2敗。防御率は1.54。177センチ、80キロ、右投右打。 スポーツ報知より
先発事情が苦しい中、救世主になってもらいたい![]()