私の今の仕事は広告会社の営業です。


社会人のスタートは、関東の電鉄会社のハウスの広告会社で、ここでも営業。

駅の看板を売ったりしていましたが、何年か経って部署異動、流通の折込チラシを制作する部署に配属されました。ヨメとはその頃知り合いました。


2社目はある著名なアニメ作品の版権を保有している広告会社に入りました。ここでは営業というかライツビジネスというものに関わりました。


そして3社目が今の広告会社。


少しずつですが、仕事のステージを高めていけているような気がします。

今後もより自分が進歩していけるよう、そして会社への貢献を通じて、社会に貢献できるような、世界がハッピーになるような仕事ができればいいなと思っています。


さてさて、今の会社の仕事はチーム制のようなスタイルを取っています。

私の役割は営業、自分なりの理解としては、他社様(あえてクライアントや得意先とは言いません)と良好な関係を築き、自社が仕事として関係を創れるポイントを探し(これもあえて課題とは言いません)、そこに有効な方法を提示していくということでしょうか。他社様と最も接点を持つ役割であり、様々な人とやりとりをする機会に恵まれ、そこに魅力を感じる人も多いかと思います。


今日の紹介はこの本。



北川一成さんという方が書いた『変わる価値』です。


私も営業として、様々な人とやりとりをする機会に恵まれています。そこには、最初はものすごい細い線でつながり、ありがたくも関係が継続し、とてもその経験やものの考え方、人となりに尊敬の念を抱く人がいます。

人徳というんですかね、不思議な魅力です。


その方のお話し、経験に触れるにつれ、「自分もこの方と対等のフィールドで話ができるようになりたい」と感じ、お話しの端々に出てくる名前を記憶し、その経験に少しでも近づけるようにと選んだ1冊です。この本を端緒にもっと知ることに貪欲に、知見を広げていこうと思っています。


内容については、個人的感想になってしまいますが、ひとつには広告会社の営業という立場にいて、自分が忘れかけていたものについてもう一度考える、見直す機会を与えてくれた、これを読むことで自分が物事を考える

ポイントに変化が生まれた、平たく言ってしまうと、自分に変化をもたらした、ということでしょうか。


私は巷に溢れる実用書の類が嫌いです。

『こうすれはこうなる!』とか『こうするのが正しい!』とかそういう系統のタイトルの本を見ると、『アンタはそうかもしれないが』とアンチな気持ちを持ちます。


人が変化をするのは何かを経験し、それについて自分なりの何らかの印象や考えを持ったということにつきるのではと。

『人生を成功に導くなんちゃら』とか『なんちゃらはするな』とか、そんな本よりも、ある人の経験が細かく描写され、それについて思索をめぐらし、ああ、自分ならこうとらえるなとかこう考えるなとか人の経験を自分ごと化すること、できることが人が変化するポイントだと思っています。


この本、良いですよ、思索と機微に溢れてます。