Real Love~序章~

『ありがとう
君との出会いが...』


夏から冬への半年間
ワスルコトナキ180日
今思えば
君との出会いが
僕に愛しかたを
教えてくれた。

つまらない飲み会で
清楚で大人しい君に
出会った夏の頃
全然タイプじゃない君の
優しくはにかむその笑顔
時折見せる寂しい顔
なんかすげぇ気になって。
気づいた頃にはForeign Love

何も知らない真っ白な娘。
何年ぶりかの普通のデート
君のバイト終わりに待ち合わせマック買ってレイトショー。
海の見える公園で
君をずっと笑わせてたね。

君との出会いが
僕にほんとの優しさ
教えてくれた。

何故か数日連絡とれない君
若い俺はそんな君を疑った
『他に男いるの?』
『そんなわけないやん』
秋も近づき肌寒くなった夜
僕のとなりで咳込む君
『大丈夫?』
『うん!ごめんね』
『愛してるよ』
『うん!わたしも』
君を信じ連絡とれない日だって気にしないでいようと決めた秋の頃


その後会えない日が続きだし
いつもごめんを繰り返す君。
いつのまにかバイトもやめて
いつの頃から
君からの連絡はなくなった...。
君を忘れるために他の女と付き合いだした冬の頃。

北風吹き上がる極寒の日
ポケットの中から携帯音。
ディスプレイには君の名前が
いまさら何だと
受話ボタンを強く押す...
君によくにた声だけど
なにかいつもと違うかんじ
君のママからのTELだった

君との出会いが
僕にほんとの悲しみ
教えてくれた。

原因不明の病に
蝕まれてた事を聞かされた。
『娘があなたに会いたいと』
君のママに告げられた。

大都心の大学病院
町中艶やかなクリスマスカラーGreenもRedも目に入らない
真っ白な部屋の中
身体中管だらけの君が寝てる。
『大丈夫か?』
ゆっくり目が開き
かすれる声で
『うん...ごめんね』と
少し咳込み
君は微笑んで...
『ねぇ嫌いになった』
『あほ...愛してるよ』
『ごめんね。ありがと』

君との出会いが
僕にほんとの苦しみ
教えてくれた。