B10-70 戦闘妖精・雪風 < 改 > 【神林長平】 | 深緑の森と風と♪

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「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

この作品を初めて知ったのはアニメ!
Emotionというレーベルの“20周年記念作品”としてOVA化されたそうで、
記念作品になるくらいだからきっと魅力的な物語なんだろうと見たのが
きっかけです。
戦闘機デザインや飛行シーンのカッコよさもありましたが、
物語の独特の雰囲気に惹かれました。
実は、アニメではストーリーが把握しきれず、ラストも見ていなかった
ので、初めて触れた作品のような感じで楽しめました


戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)/神林 長平
¥777
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☆ あらすじ ☆



南極大陸に突如出現した巨大な紡錘形。
天空から打ち込まれた巨大なミサイルのように、氷棚に突き刺さる
格好をしたとてつもなく大きな白い霧柱。
それが、異星体ジャムの地球侵略用〈通路〉だった。
30年前、この〈通路〉を飛び出してきたジャムの先制第一撃で
人類はその存在を初めて知る。
そして、その〈ジャム〉に反撃すべく〈通路〉をくぐり抜けた先に
偵察部隊が見たのが惑星フェアリイだった。
そして、地球防衛機構は惑星フェアリイにFAF(フェアリイ空軍)を
派遣し、戦闘は惑星フェアリイへと移った―。

FAF最強の戦闘機・シルフィード。
そして、そのシルフィードのうち戦術偵察用に改良された13機の
スーパー・シルフィード。通称スーパーシルフ。
より高度な戦術戦闘情報を収集するため、戦闘空域の遠くから
情報を集め、“友軍機を見殺しにしても帰投せよ”という任務を
遂行するため、冷徹な心が要求される「特殊戦」のパイロットたち。
その「特殊戦」に所属し、スーパーシルフの特殊戦3番機である
パーソナル・ネーム“雪風”を操るのが深井零。
非情で孤独な任務の中、零が信じるのは愛機・雪風だけだった・・・。

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人類の前に姿を現したことのない異星体・ジャム。
その姿が人間と似通っているのかも不明―
そして、ジャムとの最前線である惑星フェアリイも、ジャムの母星
なのか、そうでないかも分からない。
戦う相手は何なのか?本当にジャムは存在するのか?
明確なものがない、そんな霧に包まれたような印象の物語です。
そして、そんな霧が少しずつ晴れていくように、物語の謎や戦いの
意味が少しずつ(本当に少しずつ)明らかになるにしたがい、
どんどんと物語に惹き込まれました。
( <改> を読み終わっても、まだまだ謎なんですけどネ!)


『戦闘妖精・雪風』は第16回(1985年)の星雲賞を、
『グッドラック - 戦闘妖精・雪風』は第31回(2000年)の星雲賞を
受賞しているそうです。

ちなみに、「星雲賞」とは、日本国内および海外のSF小説と、その
周辺ジャンルを対象にした賞で、日本では最も長い歴史を誇るそう。
ちょっと古いですが、1988年には「銀河英雄伝説」(田中芳樹)とか
最近では2008年に「図書館戦争シリーズ」(有川浩)が受賞してい
るそう。
ところで、「図書館戦争」って、恋愛のジャンルばかりじゃなくて、
SFのジャンルにも入るんですネ(☆。☆)!