B10-57 蒼路の旅人 【上橋菜穂子】 | 深緑の森と風と♪

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「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

精霊の守り人に始まる「守り人シリーズ」の第7巻。
待ちに待った最新巻でした。

かなり前に買ったのですが、じっくり読みたくて我慢・ガマン。
でも読み始めたら、もー惹き込まれて1日で一気に読んで
しまいました。
(もっと、味わいながら読めばよかったと後悔中・・・^^;)

蒼路の旅人 (新潮文庫)/上橋 菜穂子
¥620
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☆ あらすじ ☆

タルシュ帝国の脅威は新ヨゴ皇国にも迫りつつあった。
才気あふれる若者に成長したチャグムは、その鋭敏で賢さゆえ、
父である帝から暗殺されかねない、危うい立場にもいた。

ある日、隣国・サンガル王国から親書が届く。
帝と意見の対立したチャグムは、祖父を助けるために、罠と知り
つつ大海原に飛びだしていく。
サンガル王国から南の大陸・タルシュ帝国へとチャグムの旅が
始まる・・・。



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タイトルが「旅人」となっているとおり、主人公はバルサではなく
チャグムです。
“精霊の守り人”として幾多の困難を乗り越えたチャグムが、
世界の大きな荒波の中、孤軍奮闘している姿が描かれています。

チャグムの新ヨゴ皇国も不条理な荒波に呑み込まれていきますが、
それも時代の流れとして淡々と描かれていて、キレイなことばかり
描かれていないところがいいですネ。
それが上橋作品の魅力のようにも思います。

この後、最終章「天と地の守り人」の3部作(「ロタ王国編」、
「カンバル王国編」、「新ヨゴ皇国編」)でこの守り人シリーズも終了。
ホントさみしいなぁ。

この「蒼路の旅人」は、最終章への序章と位置づけられていますが、
まさに4部作の始まりと言っていい物語。
大きなうねりのに、チャグムは、新ヨゴ皇国はどうなっていくのか?
っと気になります。
早く「天と地の守り人」が刊行して欲しいけど(できれば3作同時に!)
でも、この物語が楽しめなくなってしまうと思うと、もう少し後でも・・・
っと思ってしまいます。ん~、複雑な心境です ^^;