B10-41 永遠のゼロ 【百田尚樹】 | 深緑の森と風と♪

深緑の森と風と♪

「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

以前も書きましたけど、日本中どこに行っても、売っている本は
同じはずなのに、本屋さんによって目につく本が違いますよネ!
なので、しらない街で本屋さんに入るのって大好き♪
そして、この本も、大阪出張したとき、偶然入った本屋さんが
かなり平積みしていて、あの本屋さんじゃなければ目につかな
かっただろうなぁって思います。

しかも、この作品はまさに普段読まないジャンル。
いつも出張先では、普段手に取らないような本を買ってみようと
思っていて、この作品も出張で見かけなければ買わなかっただ
ろうなぁ。
そんな「偶然」なことが重なって読むことになった作品です。


永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹

¥920
Amazon.co.jp


☆ あらすじ ☆

帝国海軍の零戦機乗り ―

健太郎の祖父は、終戦間近、特攻により戦死した。
駆け出しのフリーライターの姉からの依頼で、死んだ祖父の
生涯を調べ始めた健太郎。
祖父と関わりのあった戦友から語られる祖父・宮部久蔵は、
人によってまったく異なる人物像だった。

「私は死にたくありません」

生まれたばかりの娘に会うため、生きて帰るとの妻との約束を
守るため、軍人としては禁句でもあった思いを言い続けた男は、
なぜか特攻により命を落としていた。
その訳とは・・・

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

私の場合、普段、電車の中で本を読むことが多いので、感動系を
読むのがヤバイんです。
電車の中でウルウルとしてしまうので・・・ ^^;

実は、この作品は、帯に
 「児玉清氏 絶賛!!」
 「僕は号泣するのを懸命に歯を食いしばってこらえた。
  が、ダメだった」
と紹介されていたのですが、自分では大丈夫だろうと思っていたん
です。
でも、本当に児玉清さんのおっしゃるとおり。
電車の中で涙しそうになって顔がゆがみました。

正直なところ、太平洋戦争を題材にした小説って苦手です。
ドキュメンタリーなどナオサラ。
その悲惨さに、見ているだけでツラクなってしまうので。
なのでこの作品を読んだのは、私にとって異例中の異例。
でも、読んでよかったです。ホントよかった!
じ~んと心に染みいるところが何か所もあって感動の連続☆
本当にお世辞なしに素敵な作品でした。

生きることにこだわった宮部氏がなぜ自ら特攻の道を選んだのか。
惹き込まれるのはその謎だけでなく、戦友から語られ明らかになる
宮部氏の生き方には感動の連続です。
なので、600ページに近い(つまり分厚い)作品なのに、読むのが
待ち遠しいように、一気に読んでしまいました。

私みたいに「戦争物は苦手」のような先入観にとらわれず、是非とも
読んでみてほしい作品です。
本当にお薦めです!