北村薫さんの「街の灯」や「玻瑠の天」を読んでいると
花村家のご令嬢・英子さんが、ベッキーさんから
家族や使用人には内緒で (もちろん友人にも)
江戸川乱歩の小説を借りるシーンが出てきます。
昭和の初めころは、淑女にとって江戸川乱歩の小説は
「禁書」だったのかもしれませんネ ^^
そんな英子さんに触発されたからか、江戸川乱歩の
小説が久しぶりに読みたくなって、購入してみました。
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▲ なぜ角川の「黒蜥蜴(くろとかげ)」にしたかというと、
僕の好きな田島昭宇さんのイラストだったから ^^
江戸川乱歩の小説というと、グロテスクなシーンがあったり、
妖艶なシーンがあったり、という印象があります。
僕が初めて乱歩を “文庫” で読んだ「一寸法師」という作品では、
中学生だったからか非常に衝撃的だった想い出も。
子ども向けと文庫などの大人向けでは全然、作品の雰囲気が
違うんですよね。
この「黒蜥蜴」は読んだことがなかった(と思う)けど、
あまりオドロオドロしさも感じられなくって、す~っと読めました 。
もっとオドロオドロしい作品を期待していたので、ちょっと物足りない
感じ( 実はオドロオドロしい方が好きかも・・・ ^^; )。
でも、ストーリーは、当然オーソドックスではあるけど、なかなか
おもしろくて、一気に読んでしまいましたよ。
まだ、乱歩を読んだことのない英子さんのような淑女のみなさん!
もしかしたら、「初」乱歩には、いい作品かも♪
