「聞いて聞いて!すごいコト思いついちゃったの!!」
高校生だった頃、クラスメイトのYちゃんが、トイレの個室から飛び出して来て、興奮状態で話しかけてきました。
「なになに?すごいコトって?」
と、こちらも興奮しながら訊きました。
するとYちゃん、得意げな表情で
「あのね、ジョイナーって100mを10秒くらいで走るでしょ?」
まさかジョイナーの名前が出て来るとは思いもよらなかった私、戸惑いながらもYちゃんが興奮しているので、続きを待ちました。
Y「てコトはね、10mを1秒で走っちゃうってコトなの!すごいでしょ!!」
確かにそう考えるとすごいコトだけど、それを知ったところで、何に役立てろというのか?
Y「ね?すごいでしょ!!」
しかしなおも興奮して同意を求めるYちゃんがなんだかとても可愛らしく感じられ、
私「だね!すごいね!!」
と、相槌を打ちました。
Y「でしょ?みんなにも教えて来るね!」
そう言って他のクラスメイトの元へ走って行ったYちゃん、しばらくの間『ジョイナー』と呼ばれるハメに…。
10mを1秒で走るジョイナーも確かにすごいけど、あなたの発想もある意味すごいよ、Yちゃん!
