潤智のお話です。
嵐のいちご好き、雑食の方、大歓迎です。
バレンタインの夜、潤が告白してくれた。
本当は、俺から行きたかったな。
それから、俺のマンションに来てもらう事が多いけど、まだ、同棲とかは、難しい。
最後まで出来ないんだ。
大人の キ スをして、お互いのを出しあって。
やっぱり、男だから、好きな相手と繋がりたい。
でも、経験が無いから、自信が無いんだ。
上手く出来なかったら、どうしよう。
思っていたのと違っていたら、どうしよう。
悩んでも、仕事はしないといけない。
ホワイトデー用のマカロンを作って、メッセージカードとポスターを作って。
また、10日から14日の夜、男性優先の時間帯を作った。
なにしろ、普段は、圧倒的に女性客が多い。
男性は、店に入りにくいだろう。
何人かのお客様に、相談を受けたけど、自分の事が、一番難しい。
どうしようかな?
閉店間際、男性が一人で、こそこそとやって来た。
店の前に、タクシーを待たせてるっぽい。
キャップを深く被って、店内を素早く見渡してる。
「あの、チョコを溶かして、フルーツとかを付けて食べたいんだけど、どうしたらいいのかな?」
あ、ホワイトデーとは、関係ないのかな。
「それなら、このチョコをどうぞ。
フォンデュの鍋はありますか?」
聞いたら、こくんと頷いた。
「このチョコを、包丁で、刻んでくださいね。
マシュマロも、美味しいですよ。」
かごをじっと見ていた男性が、マシュマロと、ホワイトデー用のマカロンを取り、
「これも。」
と言った。
会計をして、品物を渡すと、
「喜ぶかな?」
と、呟いてる。
やっぱり、ホワイトデーの買い物だったんだ。
「きっと、喜びますよ。」
声をかけると、頭を下げて、店の前に待たせてたタクシーに乗り込んで帰って行った。
そう、相手が、喜ぶかどうか、が、大切だよな。
店に鍵をかけて、家に帰った。
潤が、待っていてくれた。
「おかえり。」
「ただいま。」
出迎えてくれた潤の手を取り、寝 室 まで連れて行って、抱 き しめて、キ スをした。
自分の服を 脱 ぎ、潤の服を 脱 がせる。
キスだけで形を変えている潤に、ベッドの横に置いておいた、アレを被せる。
潤は、少し、戸惑ってる。
いつもは、手か口で受け止めるから、アレは使わない。
「潤。
バレンタインの夜、告白してくれて嬉しかった。
ありがとう。
俺、決意したから。」
潤の目が潤んでる。
「潤。
来てくれ。」
抱きしめたまま、ベ ッドに後ろ向きに倒れこむ。
潤の物が、俺の体に触れている。
それを、自分の所に。
「智さん。」
「ベ ッドの上では、智と呼べ。」
「さ、智、好きだ。」
甘い時間の始まりだ。