虫ブログを経てネコブログになりつつある今日この頃、
ちょっぴり真面目なお話でネコの話題をひとくぎり
つけようかな~と思います!
先日拾った4匹のネコたちは2週間がすぎ、
肩甲骨にもお肉がついてふくふくしてきました。
その前に2匹の子ネコを数日保護していたのだけど、
その子ネコが現れてから、ぱったりと野良猫ファミリーのうち
「くつした」(手足が白いキジ)が姿を見せなくなってしまったの。
他のネコはご飯を食べに来るので、病気にでもなったのか、
カラスにでも追われて来るのが怖くなったのか、
はじめて家族以外のネコを見て猫みしりしたのか…。
心配なので近所を探してみたところ、車で行くような距離に
ある兄の仕事場の物置に家族でいるのを発見。
どうやら普段はここで寝起きしているらしいので、
夫はご飯をデリバリーすることに。
毎朝毎晩デリバリーする毎日。
しかしこのままご飯を皆にあげていたら
どんどん子供が増えてしまいそう。
兄は養鶏をしているのだけど、
野良猫の(うちでご飯をあげているネコの一員ではないけど)
一匹が鶏舎に侵入して鶏を獲ることがあるそう。
あまりにネコが増えて、狩りをするネコが増えてしまっても
困ってしまう。
寒くなってきたし、捕獲して不妊手術をするなら
早いほうがいいのでは…と思い、夫・兄と相談。
でもここで思わぬ選択肢に悩むことになったの。
東京では野良猫がいたら、人間とネコの共生のため、
ネコの幸せのため、捕獲して不妊手術、が
セオリーだと思ってた。
でもここ田舎というか我が家の周りでは…。
エサをあげるのは兄と夫(私)に限られている!
隣家の人はうちのネコには手を出さないの。
土地が広すぎて家も少なく、都会にいる不特定多数の
エサやり人が存在しない…。
つまりエサをやらなければ、これ以上野良が増えることはない。
「自然淘汰」という選択肢に直面することになったの。
もともと野良猫ファミリーは兄がご飯をあげていたのだけど、
2匹分の量しかあげていなかったという。
そうすると、春に子ネコが生まれても、冬に虫もいなくなると
弱いネコは生き残れず、どんどんネコが増えることには
ならなかった……。
子ネコが目の前で弱って死んでいくのを何度も見送る母ネコの
気持ちを思うと、残酷に思える。
全員捕獲できる保証はないけれど、不妊手術をしたほうが
いま生きているネコたちだけは少しでも長生きできるよう
手助けしてあげられるのではないか。
悩んだあげく夫は「自分が野良だったら、果たして捕獲されて
腹を開けられるのを望むだろうか」。
どんなにご飯をあげても、人間をおそれて決して懐かない野良たち。
時間をかければ触れるようにもなるだろうけど、
東京の野良より日常がリスキーなのか、
ガードの固さはその比ではない。
ネコと話せるわけじゃないから、私にもどちらの選択肢が正しいのか
わからなくなってしまったの。
手術すれば幸せと思うのは人間のエゴかもしれない。
もしエサを制限すれば、夫があんなに可愛く思っていた
「しましま」と「くつした」が初めての冬を越せるかわからない。
(生後半年経ったし、あのやせっぽちの「クロ」が何年か
冬を越しているのだから大丈夫なのかもしれないけど…。)
それをわかっていて、結局「元の状態に戻す(エサを制限する)」
と言った夫の気持ちを思うと、切ない。
すごく悩んだにちがいないのだ。
部屋の中で何不自由なく食べすやすやと眠る4匹の子ネコを
見るにつけ、境遇の違いにも胸が痛む。
だけど野良猫はこの部屋の敷居をまたぐことなど思いもよらない。
それがペットとケモノの違いなのかもしれない。
野良猫にしてみたら、こんなに人間が悩んでるなんて
思いもよらないだろうなあ。
晴れた日には草木で遊び寝転び虫と戯れ、
お腹がすけば何かを探し、
眠るのになるべく気持ちよくて安全なところを探す。
ただそれだけの毎日なのだ。
ムカデを見たら問答無用で殺しちゃう。
イノシシのケモノ道を見つけたら、家庭菜園を荒らされたくないから
嫌がらせしちゃう。
ゴキブリを見たら悲鳴をあげて逃げちゃう。
ネコを見たら嬉しくて足をとめちゃう。
自分は勝手の塊なんだなあと思う。
でも好きなものは好きで、嫌いなものは嫌い。
理屈じゃないからどうしようもない。
「不妊手術」か「自然淘汰」か。
決めたといいながら、迷いがまったくないとも言い切れない。
ご飯を求めて目の前をうろうろされたら、
人間のほうが耐え切れないかもしれないです。

