翌日は、たくさんネコじゃらしを採ってきて


子ネコたちとさんざん遊んだわ。


走り回りすぎてへたりこんで一眠り、また走り回っては一眠り……




田舎へカエル-捨て猫とねこじゃらし





もう今夜で一緒に眠れないという夜は、何度も目を覚ましては、

(ネコたちのキックのせい?)

そばにいるのを確認したわ。






そして土曜の朝……


ついに里親希望のGさん母子が登場!


部屋に入って子ネコを見るなり、2人とも




「かわいい~! 


思ってた以上にかわいいですぅ!!!」




と笑顔満開。




ひとしきりネコたちの歩く姿を見てから、そっとお嬢さん(高1)に


子ネコを預けると、内気そうな笑顔がほんとに優しく温かくて、




「この人たちならきっと可愛がってくれる」




って確信したの。




田舎へカエル-ネコを抱く女の子





娘さんの笑顔を見てお母さんは


「この娘が笑うの久しぶりに見たわ!」





娘さんも


「お母さんがそんなに笑うのもずっと見てなかった!」




とお互いに微笑み合う2人。




田舎へカエル-里親さん




「夏に哀しいことがあってつらい毎日だったんです。


それでこのままではいけない、


元気になれることはないかと考えて、


ネコを飼うことにしたんです」




娘さんの親友が8月に亡くなって、母子で泣き暮らしていたそう。


お母さんは夜勤があって夜娘さんひとり(母子ふたりぐらし)でさびしいのも心配だと。


代わりにどちらかは家にいるので、子ネコの世話はしっかりできるとのこと。




以前にもネコを飼っていたとのこと、おしゃべりするなかで


「しっかり健康管理もしてくれそう」とすっかり安心。




ロングヘアーも気に入ったわ~。




田舎へカエル-ネコは長髪好き




(ネコは長髪大好き! 


きっとぐじゃぐじゃになるまで遊びつくすわ!!)






そしていよいよ、子ネコたちとお別れのときが来たの。




田舎へカエル-ネコとお別れ






これでサヨナラ……。




でも、同じ市内だし、


メールのやりとりもできるから寂しくなんてない!




でも……、


部屋に戻ったら、




ご飯のお皿とトイレがぽつんと……。




田舎へカエル-ネコのいない部屋1




さびしすぎる!!




見たらさびしくなっちゃうじゃない!




名残あるモノをすぐさま片付けたわ。




田舎へカエル-ネコのいない部屋2




……もっとさびしいじゃないの!!!




夫の部屋をのぞいてみたら、




田舎へカエル-夫ふて寝




……ふて寝……?




たった3日のネコ生活で、このありさま……。


一週間も一緒にいたら、きっと手放せなかったにちがいないわ。








そして少し経って到着の報せがあり、


名前を考えているところだと…




メールアドレスに


「arashi」と「daisuki」が織り込まれているから、

これは「嵐」ファンに違いない。




子ネコは男の子たちだし、


こりゃ嵐のメンバーの名前で決定??




夫に言ったら、




田舎へカエル-ネコの名づけ1




いや、あなたに怒る権利ないですから。




さっぱりアイドルのことなどわからない夫に、

私もうろ覚えながら説明したわ~。




ええと、ニュースキャスターやってる桜井くん、

動物の番組?に出てる相葉くん、

絵が上手な大野くん、

夫の弟に似てる二宮くん…


あれ、もう一人くらいいたような……




うーんとえーっと、


……あっそう、一番人気の松潤!!

(フルネームわかんないけど)




そのなかで知ってる呼び名を挙げて、


「「ニノ」と「マツジュン」にするんじゃない?」


と言ったら




田舎へカエル-ネコの名づけ2






だから、もうあなたが泣いても仕方ないですって!




夫はそのあとも心配していたけれど、翌日娘さんが




「たろう」と「けんた」と名づけたと報せてくれたの。




平成生まれの娘さんがつけたにしては奥ゆかしい名前ね~


(昭和生まれにはほっとするわ!)、と思っていたら、


大野くんが演じた役名から取ったとか。




なんにしろ、夫は「ぴったりだ!」と喜んでいるので、ひと安心。




その後もメールをやりとりして、ほんとにお母さんも娘さんも心から


大事にしてくれていて、ネコたちもすっかりなついている様子。




私達もようやく平常心?を取り戻し、


野良猫ファミリーも大雨の続く台風を乗り切りました!




日本は台風一過、我が家では子ネコ一過というかんじで、


気がつけばすっかり秋。




大変なことがあっても、笑顔はすぐ隣で、


気づいてくれるのを待っているのかもしれない。




そして自分が笑顔になれば、


そばにいる人も小さな幸せを感じてくれるのかもニャ~。



田舎へカエル