ポルトガル最終日。VISA玉砕(笑)
昨日の夜マドリッドから一緒だった
Natsuさん、Takeshiさん、そしてバスで偶然あったChieさんとお別れ。
Tsuyoshiさんはルートが似てて、月末にバルセロナで再会を約束し、
Chieさんは、これからヨーロッパなのでどこかで会えそうな予感。
でもNatsuさんとはきっとこれでお別れ。
最後に「帰国したら写真展やるんで、みんなでパーティしましょう!」
と、そんな約束を交わしてお別れ。
この旅の間に、出会いと別れは何度もあったけど、
やっぱりその度に少し寂しくなる。
日本で出会う人と、旅で出会うとは「何かが違う」
当然といえば当然なんだけど、やはり仕事関係の出会いや、
年齢や地位、肩書きというものがどうしても邪魔をする。
もちろん互いにはそう思っていなかったとしても、
そういうものが存在する事は避けて通れない事実だ。
しかし旅で出会うと「人」なのだ。
地位や肩書きなんか関係なく、一人の個人として、
一人の「旅人」として、同じ時間を楽しむ事が出来る。
ちょっとしたトラブルも、一緒に体験しそれを乗り越えると、
まるで一緒に戦場で戦ってきたかのような感覚さえ覚えるのだ。
旅でなければ出会えなかったかもしれない。
旅でなければ仲良くなれなかったかもしれない。
21世紀はサードパーティを持つ事が
人生を楽しむ方法だと言われている。
サードパーティとは、
家族、仕事、そしてもう一つのサンクチュアリ。
サンクチュアリは聖域って意味だけれども、
自分の「好きな事、趣味」を持つ事が必要とされている。
僕も趣味のひとつとして、
18歳の頃からダイビングを始め、気付けば12年。
本数にすれば400本近く潜っている。
ライセンスのランクもガイドの資格は持っていて、
この資格で仕事をしている人もいるけれど、
僕は仕事で潜った事はない。ずっと趣味でやってきた。
ダイビングというのは不思議なスポーツで、
一番下手な人に合わせて潜るスポーツだ。
自分が下手な時は中性浮力もままならず、
空気の消費量も早く、予定のコースが回れない場合も出て来て、
チームに迷惑をかけまくり、非常に申し訳ない気持ちになる。
(下手=ダメなのを気付かない残念な人もいるが)
そして自分が上手くなっても今度は
自分よりも下手な人と一緒に潜る事になる。
自分より20歳以上のおっちゃん、警察官、教師、公務員、
そういえばNASAで仕事をするっていうすごい人もいたけれど、
誰もが始めた時は初心者であり、ヘタクソだ。
そして水中というのは、地上生活における肩書きは関係なくなる。
潜ったら「ただの人」になるのだ。お互いに。
そして水中では協力しあわなければならない。
水中ではどんなトラブルが起きるかは分からない。
上手かろうがトラブルを起こす可能性は0ではないし、
強いカレント(流れ)でチームがバラバラになる可能性もある。
残圧(残りの空気量)の関係で、自分のエアーを
バディにあげなくてはならない状況も出て来たりする。
残圧が0になると、当然「死」が待ち受けている。
自然を相手に遊ぶのは結構命がけなのだ。
そして年齢、肩書きは関係なくなり、
一緒に安全に楽しむという共通のテーマを元に、
全員で一緒になって協力してダイビングをする。
そんなダイビングだったから僕は長く続けているのかもしれない。
とはいえ、色々あって2005年を最後に潜ってなくって
この旅も当初は潜る予定はまったくなかったんですが(笑)
夢であった紅海や地中海でのダイビングが出来たのも嬉しかったけど、
そう再認識出来た事がやはり嬉しい。
この旅でダイビングをする時、
基本僕以外は当然すべて外国人で、
ブリーフィングも当然英語。
色んな国籍、年齢もまったく違う訳で、
2m近くあって、絶対エアーすぐなくなるわ!という兄ちゃんから、
腹どんだけ出てるんですか~!!っていうおじいちゃんやら、
何があっても絶対助けるよ!!って思えるカワイイ子まで(笑)
そんな中、一緒に潜るのは正直不安な気持ちもあるけれど、
水中に入ってしまえば、国籍さえ関係なくなる。
潜る前と潜った後で、どうしてこんな互いの距離が変わるのか?
って思うぐらい、海は人を裸にさせる。
あ、本当の裸じゃなくって「心を裸にさせる」って事。
命をかけて遊びに行き、無事に帰って来た時の爽快感。
そしてボートで風に吹かれながらの帰路を目指す際の開放感。
目が合うと自然と笑みがこぼれてしまう様な、
そんな空間が溢れてくるのが「海」のパワーなんだと思う。
だから僕は続けているのかもしれない。
もちろん、これはダイビングに限った事ではなくて、
他のスポーツでも言える事だし、何でもいいんだと思う。
「共通の趣味」
僕らの場合は現在進行形で「旅」だから、
ちょっとした事ですぐ仲良くなれて、
一緒に冒険をする事で、更に想い出が濃くなり深くなる。
旅は自由だ。
自由な環境が自由な心を育てる。
だから「旅」は面白い。
そんな想いにふけた昨日の夜
*
そして朝8時。
ブラジルビザの申請へとCais do sodre駅へ向かう。
一応地図は持ったものの、細かい場所まで分からずウロウロ。
目の前にはポルトガル名物の坂と階段が広がり、
この先ではありませんように。と祈りながら道を聞いてみる。
「階段あがって右にある坂をあがればOKさ」
(><)
早く行かなければ今日中にビザがとれないかもしれない。
ホームページには9時~14時と書いてある。
時間は9時になった所。急がねば。
階段を一気に駆け上がり、坂を登って坂を下ってまた登って。
なんとかそれっぽい所に到着して、お店の人に聞いてみると、、、
「あそこよ。すぐ近く」
(^^)
教えてくれた場所に行くと、2階にブラジルの国旗がかけられている。
「あ、ここだ」
と、安心するのも束の間、時計の針は9時半をさしている。
間に合うか!?と不安な気持ちを持ったまま、
2階のビザ発行カウンターへと階段を駆け上がる。
フロアには10数人程度の人がいたものの、
ビジタービザのカウンターに並ぶ人は少なく、
到着して10分弱で僕の番が来た。
「ブラジルのビザお願いします!」
昨日の申込フォームから送られて来た受付番号と、写真、
パスポート、後は証明で必要なクレジットカードを一緒に出す。
「はい、じゃあ1週間後に」
「え~~~~~~~~~~~!!!!!」
「いやいや、友達に聞いたら即日発行出来るって聞いたから来たんだけど」
「今日は無理ね」
「いやいや、今日の夜にマドリッドに行くから今日しかないんだ」
「じゃ、パスポート置いて行きますか?」
「いやいや、そうじゃなくってリスボンに戻ってこないから今日欲しい」
「それは難しいわね」
「お願いしますよ~」
「ブラジルにはどこから行くの?」
「マドリッドですけど、、、」
「じゃ、マドリッドで取るのがベターね」
「 orz 」
ということで、玉砕されてしまいました(笑)
今日が金曜日だから、週明けの月曜には出来るよ。と言われ、
「それなら今日お願いしますよ~!!」
という無茶振りを通してくれると思っていたのに。
最初から1週間。
しかも短くなる気配なし><
どんまい。俺(涙)
若干放心状態で、ブラジル領事館を後にし、
ふらふらと広場のベンチに腰をかけたものの、
予想を反した答えに、やる気が無くなりかける。
「宿帰って寝ようかな。」
なんて一瞬思ったけれど、コーヒー飲んで気を取り直し、
気合いを入れて、10時から観光する事にしました。
市電の15番に乗って、ジェロニモス修道院、
発見のモニュメント、ベレンの塔を見て回り、
テージョ川をぼーっと眺め、色々歩き回り、
約6時間、結局夕方4時まで旧市内を観光。
ポルトガルは何とも言えない雰囲気で、
旧市内のオレンジの屋根が可愛くってオシャレに見えて、
スリも多いみたいだけど、街は基本ノンビリしてていい感じでした。
ビザの件は残念だったけど、マドリッドも時間がないので、
バルセロナかイタリア辺りで取る事にします。
ということで、今日の夜行バスでマドリッドに戻ります!!
