世界には、今も戦争があり、ミサイルが飛び、命が失われています。
テレビの中の映像を見るたびに、「どうしてこんなに愚かなことが繰り返されるのだろう」と胸が痛みます。
イスラエルには核があり、イランはそれを持とうとしていると言われて攻撃される――。
核を持っている国は、持っていない国を力でねじ伏せることができる。「正義」の名のもとに。
でも、それは本当に正義なのでしょうか?
人間は理性のある生き物だと言われます。
けれど、時としてその人間が、もっとも残酷で、破壊的な存在になってしまう。
動物は、空腹のときにしか命を奪いません。暴飲暴食もしません。
自然の中で与えられた分だけを生きる。
それに比べて人間は、どうでしょう。
恐れから先に攻撃し、欲から過剰に奪い、争いを繰り返す。
そしてそのたびに、罪のない人々が犠牲になります。
それでも、人間には「想像する力」があります。
戦争のニュースを見て、「自分の子どもがあそこにいたら」「愛する人が巻き込まれたら」と想像できる心。涙を流せる心。
私は、力のない一市民です。
国を動かす力も、大きな武器も持っていません。
でも、言葉は持っています。
誰かを責めるのではなく、「命の重さ」に気づいてほしい。
平和のありがたさを、思い出してほしい。
このブログは、そんな願いから書いています。
きっと小さな声です。
けれど、小さな声が届いて、誰かの心の中に「疑問」や「優しさ」の種が芽生えてくれたら――それは、決して無力ではないと、信じています。
最後まで読んでくださって、ありがとうござい