まあ、飛行機の座席のリクライニングが離着陸以外は出来るということになってますので、規律は守っていますので、仕方ないなあと諦めていたんです。
わたしは、自分がこんな思いをするから、 後ろの人に悪いから、倒される側の立場に立つと、 リクライニング できないし、前のかたに「リクライニングしてもいいですか？」と、聞かれたら、「いいですよ」としか言えないから、もっと気分が悪くなりますから、後ろのかたにも、私は聞けません。順に 全員がリクライニングしても、一番後ろにいる人はできませんからねえ。たまたま、一番後ろの席は、前の人にリクライニングされたら、最悪です。
満席だったのですが、ふと、回りを見渡すと、私の前の日本人男性だけがリクライニングしていて、他の皆さんは、この長時間のフライトなのに、誰もリクライニングしていないんです。きっと、自分が嫌な思いをした経験があるのでしょう。長時間のフライトなのに、疲れると思うのに、世の中には、こんなに、相手の立場にたって考えてる人たちがいるんだなあと思ったら、この 優しさに、なんか、嬉しくなってきて、感動してしまって、嫌な思いも吹き飛んでしまいました。
それにしても、よくないのは、飛行機のほうかなあとおもいますけどね。あんなに狭いのに、エコノミーで、リクライニングができきるようにしたこともそうだけど、リクライニングするなら、長時間のフライトのときは、せめて、食事やお茶を出して食べて片付けてしまうまでの時間は、リクライニングは、ダメな時間にしてほしいですね。お客様のマナーに任せるべきではないと思います。