当時私は停滞していた。
安定とは程遠い停滞のあの頃。
その頃を思い返した。

変わりたいけど、変われずグチャグチャな日々だった。
もう、10年以上も前のコト。




パフォーマーにしても、利用する側にしても何かしら心の寂しさが原因となって、テレクラやライブチャトを利用するのであろう。

前にも書いたが私が満たされなかったのはお金と自由な時間だ。

なので、結果的に仕事としてパフォーマーを選んだ。

テレクラで話す男性は直ぐにヤりたい、本気で恋人が欲しい、変わった性癖を互いに認めあえるパートナーが欲しい、妻や彼女とレスで相手が欲しいなど様々だった。
中には同性しか愛せないので出会いを求めている人もいた。

真面目な出会いを求めている人には、悪ふざけ半分や興味本意で仕事をできない。
胸が痛くなるのだ。
利用者はテレクラの場合当時はサクラだとは思わないで利用する人が多かったのだ。

時には人生相談になる。

気がついたら特殊な性癖を持っていた。
同性しか愛せなかったことに気づいた。
妻とセックスレス。

私は無い知識の中で話を聞き共感をすることしか出来なかった。
当時の私も多分承認欲求が強かったのかもしれない。

働かず遊んでばかりの夫が悪いのは私のせいではない。
私はこんなにも一生懸命頑張っている。

サクラの仕事をしながら、その欲求が高まっていたのだと思う。

いつしか頻繁に繋がる相手とは親友のように互いに話すようになっていた。
パートナーや仕事家族の悩みまで話すこともあった。

だが、申し訳ないが私はそこで収入を得ている。
ストレス発散と収入を得ることと一石二鳥の仕事だ。

だんだんと面白くなって辞められなくなる。

そのうち、夫がパチンコや競馬に出掛け朝から居なかったり、帰宅が遅いとシメシメと思うことが度々あった。

夫は時々仕事をすることもあったがやはり続かない。
私は夫が働いてるときも、昼間はパート、帰宅してから家事をやり、夫が帰宅するまでパフォーマーの仕事をしていた。

夫の稼ぎはあてにならない。
いつ辞めるかわからない、収入は得ても家庭に入れることは殆ど無い。
入れたとしても小遣い以上にパチンコ競馬、車に投資するので、生活は厳しかった。

実家に頼ることも度々あったが、夫は実家から借りたお金は生活費ではなく遊ぶ自分のお金にする。
そして私の実家からもお金を借りることをあてにしていた。

私は生活費として借りるが、いつの間にか私の財布から抜き取られることもあったり、職場に来られて揉めることを考えたら、渡してさっさと消えてもらっ方が楽だった。

今思えば、さっさと離婚すれば良かったのだが、負のスパイラルにハマっているときは日々の生活を生きるのが精一杯で、そこから抜け出す方法が考えられないし、アドバイスされても行動に移すことが怖くてできないのだ。
自ら軟禁状態の生活を作り上げてしまっていたのだ。

今でこそ、情報が沢山有り、色々手助けしてくれる機関があったりするわけだが、それでも承認欲求ばかり高まり、出口を見つけられず彷徨う人がいる。
早く気づいて欲しいと願う。

もっと良い解決策が、必ず出口があると言うことを気づいて欲しいと願う。