装置がよければ治療はうまくいく?! | じゅん矯正歯科クリニックの「芸能人じゃなくても歯は命!!!」

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大阪市中央区本町のじゅん矯正歯科クリニック

じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。


今日はちょっとどんよりしたお天気の1日ですね。


さて、矯正相談に来られる患者さんから時々

「ここでは○○(装置の商品名)を使っていますか?」

とか

「裏側装置で、○○と△△だったらどっちがいいんですか?」

などの質問を受けることがあります。


最近は矯正歯科材料を扱うメーカーがテレビCMをしたり、

雑誌などでも装置の商品そのものが取り上げられたりしていますし、

また診療所によっては

「うちでは○○を使っています!」的なことを

ホームページなどで積極的にアピールしているところもあるので、

患者さんとしてはこのような疑問を持つのは当たり前だと思います。


矯正装置と一言で言っても、それを作る矯正歯科メーカーは数々あり、

各社がそれぞれ特徴をもった商品を数々販売しています。


歯に装着するブラケット1つとっても、たくさんの種類があります。

それぞれ基本的な形態や機能の他に、

使いやすさや見た目などの付加的機能が備わっているわけです。


最近の装置は本当に優れていて、

使う側のドクターにとって効率的にもなりました。


しかし、装置がいくら優れていてもこれは所詮道具に過ぎません。


例えば車にどんな優れた機能が備わっていても、

使う人、すなわち運転する人の交通知識や判断力、運転技術が未熟だと

安全な走行は難しくなり、時として事故を引き起こすことになります。


結局はどんなにいい道具が出てきても、

矯正治療でいちばん大切なのはそれを使うドクターの診断力なのです。


優れた商品が出れば、それを上手く使いこなすために

ドクターはさらに診断力や技術力を磨く必要があります。


それらが上手くかみ合ってこそ、最高の治療につながるのです。