じゅん矯正歯科クリニックのじゅんじゅんです。
去る4月1日日曜日、福岡市の九州大学で行われたSSS研究会に参加してきました。
SSS研究会は九州大学矯正科医局OB有志が3か月に1度集まって、
矯正歯科臨床にまつわる発表や情報交換をしていくスタディグループです。
いつもは会員同士での発表が多いのですが、
今回は松山市でご開業の金俊煕先生による講演でした。
金先生は、矯正歯科医は赤ちゃんの哺乳から診ていくべきだ!
と強くおっしゃっている先生で、
今回の講演も哺乳、離乳、食事から現代の矯正患者について考えるという内容でした。
普段から割と食育という分野にも興味があるので、
今回の講演をとても楽しみにしていました。
講演では哺乳期や離乳期は舌や口腔周囲筋の使い方を覚える大切な時期であること、
またそのために気を付けるべきポイントなどをとてもわかりやすく教えてくださいました。
また最近の子供(大人ですらも…)軟らかい食べ物を好む傾向にあるため、
咬むための筋肉の使い方が下手な人が多い、
それを訓練させるためには…という話もあり、大変興味深かったです。
金先生はこんな本も出版されています。
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毎回いろんな刺激を受ける勉強会ですが、
今回はいつもにも増して、非常に有意義な内容でした。
よく噛むことの大切さをあらためて教えられ、
よく噛むことの大切さをあらためて教えられ、
また私たち矯正歯科医の仕事は、もちろん審美的な改善もありますが、
その大前提に、いつまでも自分の歯でおいしく噛むため、
歯を長持ちさせるための環境作りをしていくことにある、ということを
再確認させていただいたように思います。