本日は普段とは違う内容暗めな恋愛話をしようと思います。


今回見てほしい方々は恋愛とはなにか?哲学味のある考え方をしている人です。


この話は私の30年来の親友との会話で出てきた話題です。実話の為少々生々しい内容になりますが面白い話だと思って見ていただけると幸いです。


この記事は後に出す比較版のオリジナル記事になっています。どちらが読みやすく親しみやすいかを中身を可能な限り多くした方と少なくした方で同じ内容の記事になっています。リンクはこちら↓




省略可

私の友人(以降M)との最初の出会いは小学校でした。途中で別の小学校から転入してきて、そのぶっ飛んだ会話センスと空気の読めなさが特徴的な人でした。Mは小中と自分以外の友達があまりおらず、学校ではしばしばいじめられていました。

高校も偶然同じ高校に入ったのですが、Mは高校では趣味が合う友達がたくさんできて一気に生活が楽しくなっていっていました。卒業前の3年のバレンタインデーの日にMは異性から告白をされていました。相手は普段からMと普通に話す人で優しい印象があった方だったのですが、それをMは振ってしまいます。当時聞いたときは俺はそんなにいい人間じゃないと言っていましたが、先日話したときにとある事がきっかけで、ついにその当時の後悔するような青春が発覚しました。


ここまで省略可


好きでも嫌いでもなかったけど、自分の家庭環境では相手を幸せにできないと分かっていたから断った。


こんな恋愛話を聞いたのは初めてだと思うはずが、実は自分にも実際にあった話なので正直高校の時にこの境地に達していたMはすごいと思う。ちなみに自分の話はこのコラムの最後に書かせてもらいます。


これは今だからこそ分からなくもないけど、実際は最高にくだらない単純な内容です。

Mは自分の家庭環境を理由に青春を棒に振りました。今回その家庭環境について詳しく聞くことができたので、それについてどう思うか考えてもらえると、この記事を書いて良かったと思えます。


高校卒業の時点で親の住宅ローンが20年あり、両親が定年を迎える


この状況を当時の高校生が理解し、自分がどうすべきかを考えるにはあまりに酷なことです。普通の親ならこの話は隠しておく家庭もあるかもしれません。これを見ている中高生、はたまたその年齢のお子様がいる親の方々はどう思い、どう行動するのかとても気になります。

Mは自分が置かれたこの状況を高校生の時に考え、恋愛をしても相手を幸せにする余裕はなく、大学への進学も家庭環境から見ても無理だと悟りいわゆるブラック企業に就職することになります。

この選択が今のMの後悔であり、今の人生になったターニングポイントだったと私は思いました。


Mは今年で両親から引き継いだ家の住宅ローンを払い終えます。毎月支払っていたものも無くなり金銭に余裕が出てきた今ではもうすでにアラフォーです。

後先考えずに行動するのは確かにあまり良くないとは思いますが、歳をとれば金銭面は何とかなることのほうが多いです。30代になっても高校のときのような恋愛はできません。青春時代を大切にしたいなら多少の金銭面の困難や家庭環境は無視してもいいと私は思いました。



それではここからは第二部、私自身が経験したタイトルにもある'好きだけど付き合えない'と言われた話について書いていこうと思います。


Mの話にあった好きだけど付き合えない(厳密には好きという感情はない)と言うのは、親の金銭面と自分の将来が半ば決まっている事によるものでした。

私の場合も似ていますが、自分が告白した際に同じように好きだけど付き合えないと言われて断られてしまいました。

その時の女性は私の家から400km神道系の大学に行っており、就職先は神職になると決まっていました。付き合っていたら遠距離恋愛は避けられず、就職先はうちの近くを選べはすれど決して気軽に往復できるような距離ではなかったといえます。

しかし社会人の今になってから思うことは、その当時お付き合いがうまくいって数年社会人として生活をしていれば、同棲、結婚と普通の人生を送ることも可能だったのではないかなと思います。

とはいえその時の原因と結果があるからこそ今は妻と子供に恵まれて幸せな生活をしているので思い出話にはなってしまいますね…


長々と書きましたが、簡潔に言うと恋愛はしたいときにして、お金のことはあとから考えればいいんじゃないかと思いました。ただしお付き合いの中で金銭感覚が合わなかったり、明らかに価値観が違ったりする場合は先を見据えて早い段階で他の人を探すほうがいいと思います。