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一軒家は欲しいと思ったときが買い時

注文住宅の妥協点は意外と多い

妥協しても住めば都

 

土地編から来た人は引き続きありがとうございます。

土地はいいので建物の方だけ見に来たという人いらっしゃいませ。

 

今回は注文住宅で選ぶべきもの、選ぶと後悔するかもしれないものを自分の体験談を元に話していきたいと思います🏠

 

一軒家は欲しいと思ったら買い時びっくりマーク

まず皆様にお伝えしたいことは、一軒家を買おうかどうか迷ったら、買える時に買ったほうがいい。です。

どういうことかと言うと、日本はここ数年で物価がかなり上昇しています。また、ウッドショックと言われる木材不足により建物の値段も上昇しています。さらに年齢を重ねるほどローンが通りにくくなります。

ハウスメーカーの担当者に聞いたところ今現在住んでいる私の家を2024年現在で作ろうとすると予算が5年前の1.5倍近くになると言われるほどでした…そう考えると当時買っておいて良かったなと思います。

これから先も物価の上昇が考えられますし、何より住宅ローン金利が上がっていってしまうのではないかという懸念もあります。

一軒家がほしいと思う方は早めの決断をすることも節約に繋がると思います。

 

 

さていよいよ本題です。

注文住宅というのはその名の通り家の一つ一つの間取りや形をプロの方と話をしながら一軒家を建てるわけなんですが、何も気にせずに一番いいものだけを選ぶと億行くくらいキリがないです💦

自分の予算内で家を作るときにどこを妥協してどこは譲れないのかをしっかりと意識する必要があります。

 

妥協点の見つけ方

一発目から極端なことを言うと、ハウスメーカーのブランド料は最大の妥協点になります。これは家の造りが同じ(ツーバイフォー、ツーバイシックスなど)で同じ間取りや家具家電を揃えたときに、地元の工務店と大手ハウスメーカーを比べたときの差額です。実際1.5倍から2倍の差額がでます。

また、コストが掛かる部分が違うのが見積もり等を見ると分かるのですが、地元の工務店だと材料費、建設費用等が安くなり、備え付けのキッチン、ユニットバス、トイレ等の水回りがハウスメーカーより高くなっています。

これはハウスメーカー側が水回りのメーカーと大型契約を結んでいることが多く、1件丸ごと同じメーカーで統一するのを前提に定価から大幅な値引きをして仕入れることができるためです。工賃を含めて100~300万ほど変わります。

しかしそれを上回る金額のブランド料(名目上は材料費、建設費等)が掛かってくるため水回りを安くできますと言われても実は全く値下げしていないことになるのです。もちろん断熱性などに差があるため一概にブランド料だけとは言えませんが。

地元の工務店でも造りが同じなら基本的に耐震基準を満たした造りなので地震で壊れることもありません。同じ間取りや断熱材などの調達が可能なら工務店にお願いすることで大幅なコストダウンを見込めます。

 

家の形

これは土地選びとも関係してくるのですが、土地価格が比較的安いところにも関わらず旗竿地を選んでしまったり、家がギリギリ建つ広さで1階をガレージにしたいなど、土地の影響で家の形に制限がかかるケースがあります。

例えば旗竿地が同じ面積で目の前の道路に面している土地より500万円安く売られていたとして、建設費として重機の侵入が困難な場合などに特殊な車両を使ったり中型車両を複数準備して建設をすることや、採光を考えた形にするのにより多くの木材を使って材料費が嵩むことがあります。下手すると500万以上の出費になり旗竿地の利点である安さは一瞬で消えます。

もう一つあげた1階をガレージにする場合、当然1部屋分(リビングレベル)の広さがそのままガレージになるため部屋が少なくなります。しかも部屋を1部屋作るよりもガレージを作るほうが2階建ての2階全てを作るくらいのコストが掛かります。もし土地価格が安く、もう少し広くできるようであれば家の広さを削ってコストを上げるよりも安く済むことがあるでしょう。

 

最後に自分が注文住宅で建ててから5年経った今の家についての満足度と、どこを妥協してその結果どうであったかを報告したいと思います。

2編に分けて土地選びと住宅選びをつらつらと書いてきましたが、自分はどう建てたのかをほぼそのまま書きました。

 

最初は自分の中で旗竿地でもいいかなと思っていたのですが、知り合いの不動産会社の人に旗竿地にかかるコストは購入価格よりも買ったあとだよと言われてしばらく探していたところ、理想の立地の土地(県道から一本入った区画にある市道に面している南向き角地)に出会うことができました。

家に関してはハウスメーカーを見学しつつ、同じく不動産会社の人の紹介で地元の工務店のモデルハウスも見学させていただきました。家の価格は造りこそ違えど同じ面積でも価格が1.5倍違いました…

それでも、あるハウスメーカーで他のハウスメーカーにはない構造の家に出会い一目惚れしてそこに決めました。(贔屓目になってしまうのでメーカー名は割愛)

あとは上記に書いた通り水廻りが上位グレードでも通常グレードより安い設定になり、家の形は長方形にすることで無駄な材料費を減らして耐震性能と断熱性能も高まるといういい事ずくめ(メーカーの受け売りもあるので一概にいいとも言えないかも)で結果的にほぼ予算内におさめ、ローンも通りました。しかし予算内とはいえ妥協して工務店に頼む値段の1.4倍になってしまったのはもしかしたら少し後悔しているかもしれません。

ここまで妥協はないように見えますが、ここからは予算から出たため仕方なくグレードを下げたり規模を縮小したものを書いていきます。

 

まずは外構です。ハウスメーカー側で外構を作ってもらう予定を立てていたのですが、当初自分の中で車を2台停める予定だったのが、ハウスメーカーの提案ではおしゃれな庭付きガレージ(駐車1台)で工事費が当初の2倍だったため、これまた知り合いの外構の人に頼むことで工事費を抑えることができました。こちらについては妥協ではなく理想の形にしてコストダウンができた形になります。

 

次にベランダ(バルコニー)です。実家のベランダが部屋2つ分の長さがあり2部屋からアクセスできる大きさだったのですが、1部屋分の大きさのコンパクトサイズになりました…1~2年は大きいのにしておけば良かったなって思った時期もありましたが、子供産まれて洗濯物が増えても普通に今の大きさで足りているので大丈夫だったということでしょう。


以上。長々と書いてしまいましたが簡単にまとめると、自分の予算にあう自分が妥協して納得できる家を作れば多少の不便は慣れる。です。皆様も一軒家を購入する際は無駄なコストをかけずに必要なところにはしっかりとお金をかけて予算にあった家作りをしましょう。