【通学路44】行徳小学校
天気予報では晴れだったが、薄い雲が上空を覆っていた。
今朝も冨久山町に向かい、行徳小学校の通学路の状況確認を行った。
学区の北西にある郡山北署を経由して、奥羽大学正門前を通過。
出発から約30分で行徳小学校に到着した。奥羽大学は隣で、校庭から附属病院の大きな建物が見えた。

学区の東には善宝池があり、周辺は「風致地区
」に指定され建物の建築などに制限があるという。
*参考:郡山市HP 「郡山市の風致地区 」(都市整備部)
開校当時の写真を見ると学校周辺には田畑が広がっていたようだが、現在は住宅地となっている。

また、北の八山田、富田地区は区画整備された住宅が立ち並び、分譲中の空き地も見られた。

...行徳小学校の校名は地名ではなく、中国の古典『易経』の「山下出泉蒙、君子以果行育徳」に由来しているという。*出処:行徳小学校HP 「学校の概要 」
創立は1970(昭和45)年、今年45周年を迎える。今春53名の一年生を迎え、総児童数は294名という。*出処:行徳小学校HP 「学校の歴史 」
市による通学路の合同点検は済んでおり、11箇所の危険箇所が指摘され、一部対策されている。*参考:郡山市HP 「通学路の合同点検(2013年8月28日 )」 「危険箇所図 」 「対策一覧表 (写真 )」
校門前は、坂道となっているが、ほぼ南北に伸びた市道には縁石歩道が整備されていた。

...通学路で目についたのが、“歩道が切れる”交通量の多い二つの道路。
まず、安積街道(県道296号荒井郡山線)。内環状線付近からは幅広の縁石歩道が整備されている。
*右はJR磐越西線。その脇では「新駅」建設を見据えた道路工事が行われている。
市内方面に向かい、正面にビックアイが見え、奥羽大学が近づくと歩道の縁石が無くなり、路側帯となる。危険箇所(番号2)に指摘されている。
樹脂製のポールが立ち並ぶが、民家の敷地に接する場所はポールもなくなってしまう。
反対側からの様子。下校時の子ども達の視点となるが、緩やかなカーブを抜けた場所になっているため車がこちらに向かってくるように見える。大人でも危険を感じる場所だ。
この道路は改良工事が進められており、この状態も改善されるようだが、完成時期によっては、路側帯のカラー化か注意喚起標識の設置が必要ではないだろうか。*参考:福島県県中建設事務所 「東部幹線・荒井郡山線整備事業 」 /郡山市HP 「伊賀河原地区整備方針概要 」
もう一つは、市道三御堂久保田線。安積街道と国道4号線を結ぶ路線で、上下線とも交通量は多い。国道4号線から小学校へ向かう両側には縁石歩道が整備されている。
しかし、学校まであと400mというところで、道は砂時計の中心部のように急激にくびれる。危険箇所(番号11)に指摘されている。
子ども達がここを通る時、車はすれ違えないため、譲り合っていた。また、ここには横断歩道はないが、左(南)側を歩いてきた子ども達は、道幅の狭いここで右の路側帯に渡る。
反対側からの写真。
この“くびれ”部分を通過すると、道路が整備され、幅広の縁石歩道を子ども達は歩くことになる。この道路改良は危険箇所の対策となっているが、この“くびれ”箇所が解消されるまでは、何らかの応急措置が必要なのではないかと思った。
また、この三御堂久保田線は、今後更に車の交通量が増える可能性がる。
私がいた時間では大型車両が通る事はなかったが、安積街道と接続すれば国道4号線との往来で通過する可能性がある。
東部幹線も国道4号線に接続し、激変するであろう道路事情を見据えた、新たな安全対策が必要だと感じた。
子ども達が、緊張せずにゆったりと歩ける歩行環境の整備を怠ってはならない。
...学区の北東には県内でも有数の診療科・施設・病床数を誇る「総合南東北病院」がある。この付近では、車の往来が激しい。
行健中学の東にある交差点。“交通量があるうえに、信号・横断歩道がない”と危険箇所(番号4)に指摘されている。

*奥に見えるのが行健中学校。右折すると総合南東北病院。
総合南東北病院を背に交差点を撮影。直進道路は下り坂、右の道は民家のブロック塀で見通しが悪い。
交差点の複雑性と交通量を考えれば「信号機と横断歩道」の設置が望ましい。
ここは行健中学の生徒も通るため、早急な対策が必要だと思った。
予算化に時間がかかるようであれば、区画線標示やカラー化など、応急措置が必要なほど、危険な交差点だと感じた。
この交差点を超え、行健中学校の前を抜けると、また複雑な交差点に出る。
「T字、T字、十字」が続く交差点で、真ん中のT字路が危険箇所(番号5)に指摘されている。横断歩道はあるが信号機は無い。
左(東方面)の道は総合南東北病院につながっている。内環状線方面から左折しぬけてゆく車両が多く見られた。
道の両側には歩道があり、交差点の見通しもそれほど悪くはない。
交通量やスピード、子ども達が横断歩道に立った時に車が停まってくれるまでの時間など調査して、信号機の設置の要不要を判断すべき場所だと思った。
この交差点を超え、小学校方面に向かうと、道が細くなり緩やかな上り坂となる。市道三御堂下双又線で、危険箇所(番号3)に指摘されている。
坂を上り切り、下り始めしばらくすると道がさらに狭くなる。車は譲り合って通り抜けていた。「外側線、カーブミラーの設置」が対策案として挙がっている。
この道を超え、下りきった場所に交差点があり、ここが危険箇所(番号1)に指摘されている。交差点は見通しが悪く、南北の道が下り坂になっている。
ここを子ども達が通り過ぎる様子を見る事はできなかったが、後日確認してみたい。
...危険箇所(番号6)に指摘されている場所は見通しの悪いT字路。道幅は広く、交通量も多くはない。対策案は挙がっていない。
危険箇所(番号9)は道路(東部幹線)の整備のため対策済みとなっている。
しかし、このガード下の道は一方通行ではないく、また通る車両は少なくなかった。
...善宝池の南面の道路は2011年の震災で陥没したため危険箇所(番号10)に指摘され、すでに復旧工事は完了していた。幅が広く、快適に歩けそうだ。
...危険箇所(番号7)は国道4号バイパスと内環状線を結ぶ市道が延長された道となっている。約700mもの区間、横断歩道がない。幅広の歩道があるため通学には支障はないと思われるが、日常生活では不便だと感じた。対策案は挙がっていない。

*右は復興公営住宅(富田団地2号棟、3号棟)。右奥は昨年完成した1号棟。
危険箇所(番号8)は内環状線。交通量は多いが、ここの歩道は十分に広い。
通学路の危険はこの内環状線を起点とした車両の出入りでもたらされるのではないかと思った。
...内環状線のJR磐越西線跨線橋からは、防音・暴風パネル越しであるが新駅設置箇所が見通せる。
この右奥(南)には県医療機器開発・安全性評価センター(仮称)ができる予定であり、この付近の賑わいを行徳小学校の子ども達は見る事になる。夢を膨らませて欲しい。

*参考:郡山市HP 「新駅の設置
」(建設交通部)




