母親の慟哭...中1殺人事件に思う
ひな祭りの今日、朝から晴れたが、午後からは雲が多くなり、天気予報通り雨が降り出しそうな空模様となりました。
私の心を曇らせ憂鬱にさせた事件。亡くなった上村君の告別式があったと夕方のニュースが伝えていました。
*出処:福島民報 本日付け 社会面より
逮捕された少年も供述をしはじめ、事件は解明の緒についたようですが、社会に深い悲しみと悔恨と不安をもたらしただけに、全容解明までには時間がかかるのではないでしょうか。
私は、この事件で気にかけていたことがあります。
上村君の母親の事です。
聞けば、シングルマザーで5人の子どもを抱えて、育てていたようです。
報道では、学校からの連絡に反応せず、事件に発展したのではと言われていましたが、この毎日新聞の記事を読み納得がゆくとともに、心が打たれました。
一部、引用させていただきます。
“...私自身、仕事や家事に疲れた時、何度も何度も遼太の姿に励まされることがありました。学校を休みがちになってからも、長い間休んでいると、きっかけがないと学校に行きづらくなるから、早く登校するように話してきました。ただ、遼太が学校に行くよりも前に私が出勤しなければならず、また、遅い時間に帰宅するので、遼太が日中、何をしているのか十分に把握することができていませんでした。...家の中ではいたって元気であったため、私も学校に行かない理由を十分な時間をとって話し合うことができませんでした。”
*出処:毎日新聞(2015年3月2日)川崎中1殺害:母コメント全文「残忍…涙が止まりません」
生活に忙しすぎたのです。子どもを食べさすのに精一杯だったのです。
私はこのコメントを読み、そう思いました。
子どもの生活状態(学校での様子)を見るのが親の務め、と言うのはたやすいですが、“明日食べるコメはどうしよう”と一心不乱に働く親にそんな余裕はありません。
私も母子家庭に育ったから、我がことのように思えます。
上村君の母親の悲しみは幾ばかりか。頑張って生活をなんとか保ち続けていた途上で、息子を奪われた彼女の無念や後悔を思うと、胸が詰まります。
私は、この事件を忘れません。
深く悲しむ親の姿を見たくない。そのために為すべき事を為したい。そうすれば、結果、子どもたちの笑顔を曇らせる一つの問題が消え去ると、私は思います。
上村君のご冥福を心からお祈り申し上げます。
やすらかに。
