リニアの思いで | 熱闘! 政治家への道 ~元高校球児の夢~

リニアの思いで

私は学生時代、リニア新幹線「山梨実験線」の建築に携わった。


冬休みに、八王子市の工務店のアルバイトとして現場に通った。


作業は柵の設置。実験線の脇にある山に立ち入り禁止の柵を張り巡らす作業だった。


基礎を作り、支柱を立て、太いワイヤーケーブルを通した。


そのワイヤーが重く、社長を含めた作業員全員で引っ張った事を鮮明に覚えている。


とても大変な作業だった。


時に雪が舞い、ケーブルがとてつもなく冷たく、握るのも辛かった事がある。


角度が悪く、男4人で全力で引っ張っても、ほとんどケーブルが上がってこない事もあった。


息を切らし、にじみ出た汗が急激冷たくなる不快感に耐えながら作業をした記憶がある。


そして、休憩時間に山の頂から眼下の実験線を見て『自分は歴史に残る仕事をしているんだ』とひとりごちたりした。


時は1990年代。ここを時速500kmを超える車両が通りぬける。そしてこの実験線は大阪へとつながり、東京間を1時間で結ぶ。壮大な構想で、鉄道ファンの私は胸を躍らせたりもした。


...この山梨実験線で再び500km/hの試験走行が始まった。


*出処:福島民報 昨日(2013年8月30日)付け 紙面より


機会があれば走る姿を、あの場所から見てみたいと思う。


試験走行と今後の工事の無事を祈る。