命を救う「バイスタンダー」
総務省消防庁から、2009年の統計が発表されました。
一般市民による心肺蘇生、5年で1.5倍に-消防庁
(11月29日キャリアブレイン「CBnews」) http://bit.ly/h74faT
.....心肺停止の状況を周囲にいた市民が目撃していたケースは2万1112件。
このうち、51.3%に当たる1万834件では、救急隊が到着するまでの間、
市民が応急手当てを行っていた。
.....統計を取り始めた05年(7335件)以降、着実に増えている。
手当てが行われた件数が、行われなかった件数を
上回ったのは初めて。
喜ばしいニュースです。
心肺停止後の生存率は、処置を“いつ”するかに依存しています。
呼吸が止まって約4分後には心臓が止まり、脳は血流が止まってから3~4分で重大な障害を引き起こすと言われています。
まさに、時間との戦いです。
*これは、フランス人医師カラーどアメリカ人医師ドリンカーの研究結果からあきらかとなっています。
救急車の現場までの到着時間が、平均7.9分(昨年統計、過去最長)である現在、市民の勇気と処置で救った命、が年々増えています。
(具体例「消防庁~助けてくれてありがとう~
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/fa_exa04.htm )
市民は、救急現場に居合わせた場合、「バイスタンダー」と呼ばれます。
川口市でも、「バイスタンダー」が適切な対応ができるよう講習会を開催しています。
(下記参照。詳細は次のURLへ
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/76150005/76150005.html )
救急現場にはいつ遭遇するかわかりません。
「応急手当」や「心肺蘇生」に一定の関心を持ち、定期的に講習会に参加するなどして、心構えと技術を持つ市民が増えることが望ましいと、私は思います。
目の前の“救える命”を救うのが「バイスタンダー」、私たち一般市民なのです。
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[開催場所]
川口市消防本部 4階屋内訓練室(川口市芝下2-1-1)
[受講資格]
川口市内に在住または在勤、在学の方(中学生以上)
[普通救命講習]
救急隊が到着するまでの間、心肺蘇生(成人)とAED(自動体外式除細動器)の使用、止血などの応急手当ができるようになることを目的とした講習です。
(直近の講習会)*今年度残り5回
開催日時:12月16日(木) 午前9時~正午
受付締切:12月 9日(木)
定員:25名
[上級救命講習]
救急隊が到着するまでの間、心肺蘇生(成人・小児・乳児)とAED(自動式体外除細動器)の使用、止血などの応急手当やその他の外傷の手当てができるようになることを目的とした講習です。
(直近の講習会)*今年度残6回
開催日時:12月22日(水) 午前9時~午後5時
受付締切:12月15日(水)
定員:30名
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[市民(バイスタンダー)ができる一次救命処置(BLS)]
(1)CPRの実施
(2)AED(自動体外式除細動器)の使用
(1)CPR(CardioPulmonary Resuscitation)
胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸による心肺蘇生法。
今まで“ABC”と言われてきましたが、新しいガイドラインでは“ACB”となっています。
気道確保と呼吸の確認(A:Airway)→心臓マッサージ(C:Circulation)
→人工呼吸(B:Breathing)
*詳しくは、下記URLを参照
(2)AED(Automated External Defibrillator)
いわゆる電気ショックで、市民にも使えるよう簡単な操作方法になっています。
*AEDという医療機器を市民が使ってよいのか、という懸念に対して、
厚生労働所は「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会」を発足(2004年)させ、法律改定ではなく、“法解釈”として使用を認めることにしました。
現在まで、市民がAEDを使用して(救命の成否に関わらず)法律違反を問われたことはありません。
(参考: http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/03/s0318-8b.html
)
以上。
詳しい一次救命処置(BLS)の方法については、下記URLをご覧ください
(政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/useful/flash/contents/200712.html )
