第2回かつしか文学賞・大賞作品 舞台『天晴れ オコちゃん』
現在、稽古真っ只中の『天晴れ オコちゃん』
私は、日野という名のDV夫の役を演じています。
普段は心優しい人間なのに、酒を飲むと豹変するという、ね。
そんな役の内的性格作りとして、自身の内にあるダークサイドと真正面から向き合うという、とても辛い作業の毎日を送っています。
と同時に、五感の記憶を駆使し、自身の過去に立ち帰るというメソッドにも取り組んでいるので、シーン稽古が終わると蛻の殻状態の自分がそこにいます。
キツいキツい山道ですが、“心の核に真実を宿す” ためには、そこを通らなければなりません。
逃げずに登らなければならないのです。
決して、決して、逃げてはいけない。
日々、自身にそう言い聞かせてます。
作品における自分の役割を果たす為にすべきこと…
それは、ただただ真摯に稽古に取り組むことのみ。
『天晴れ オコちゃん』
本当に素敵な作品です。
生きてゆくって大変だけど…みんな何かしら背負って生きてゆかなければならないけど…それでも人生って素晴らしい。
そんな風に思わせてくれる温かくて優しい作品です。
この作品に出会えたことに心から感謝。
キャスト&スタッフの皆さんに出会えたことに心から感謝。
ありがとうございます。
その御恩返しは、お客様に…。
頑張ります。