“情報解禁②” | 西原純オフィシャルブログ「じゅんちゃんの宇宙人に会いたい」Powered by Ameba

“情報解禁②”

『劇読み!vol.4』において、自分が出演させていただく【三作品の粗筋】をご紹介しますひらめき電球





クローバークローバー
『むら』
作:三浦実夫

東北の過疎の村に「ふるさと創生」の名のもと、一大リゾート構想が持ち上がり、国や県、政治家のバックアップによって計画が進み、過疎の村は一気に盛り上がりをみせる。
村民、都会へ出た者、都会から来た者たちは、それぞれの立場と視点から「ふるさと創生」へ動き出す。
しかし、バブル崩壊とともに村は財政破綻に追い込まれ、村には建設途中の箱モノと人々のやり切れない思いだけが残る。
数年後、その村に市町村合併の話が持ち上がり、賛否をめぐって村は分裂する。
村、そして自己を見つめ直すことで「ふるさとの誇り」を取り戻していく人々は、「ふるさとの再生」に向けて歩み出していく…。





クローバークローバー
『ヒトノカケラ』
作:篠原久美子

日本で初めて、クローン人間を産んだことによる逮捕者が出たと、テレビのニュースが告げている。
産んだ女性は重篤な遺伝子病患者。
遺伝子を子供に受け継がせたくなかったという。
同じ遺伝子病患者でありながら犯人に同情的ではない聡子と、なんとか助けたいと行動する妹の真梨子。
そこへ、一人の男がやってくる。
彼は、日本で初めてのクローン人間を産んだ女性は、聡子だと告げる…。
「誰のクローンを作るか」「作られたクローンはどうなるか」という“体細胞側”でしか語られなかった問題を、着床される“卵子の側”から描いた作品。





クローバークローバー
『風の贈り物』
作:村尾悦子

岬に建つ小さな美術館を営む画家の未亡人美保と娘の里絵子のもとに、ある日10枚の絵が届く。
画家が嘗て描いた幼い里絵子の肖像だった。
見覚えのない絵に美保はショックを受けるが、里絵子には心当たりがあった。
誕生日になると、父に連れ出されて海辺に行き、絵のモデルになった幼い時の記憶。
誰にも打ち明けることのなかったその記憶を幼なじみの大沢にだけ告白する。
その大沢の妻は、事故に遭い眠り続けていた。
娘の麻実は、母の回復を願い、懸命に介護していた。
満月の晩、母を思う麻美の前に現れたのは…。
岬を舞台に、生と死が交錯する人間模様が繰り広げられる。