『バウンティフルへの旅』

リーディング公演『バウンティフルへの旅』の本番が、６日後に迫ってきました。





今日は《ＳＴＯＲＹ》と《作者》について…





《ＳＴＯＲＹ》

時…１９５３年。

場所…アメリカテキサス州ヒューストン

老婦人ミセス・ワッツは、病気がちな息子のルディとその妻ジェシーメーと共に小さなアパートで暮らしている。都会の味気ない生活と嫁との確執に悩みながら、２０年以上前に離れた生まれ故郷のバウンティフルへいつか帰りたいと願い、寂しさを募らせながら日々過ごしている。そんなある日、遂にミセス・ワッツは家を飛び出し、一人、バウンティフルへ生きる誇りと尊厳を取り戻すため旅に出るのであった…。長い道のりの途中で、若い女性セルマ、保安官、駅員などに出会いながら旅を続ける彼女。あと少しで生まれ育った我が家に辿り着けるというところで、持病の心臓発作、そして様々な困難がミセス・ワッツの行く手を阻むことになるのだが…。





《作者について》

ホートン・フート

Horton Foote

１９１６年、アメリカテキサス州に生まれる。繊細で淡々としたドラマに定評があり、２００９年に他界するまで、数々の傑作を世に残した。１９９５年には『ヤングマン・フロム・アトランタ』でピュリッツァー賞を受賞。『アラバマ物語』『テンダー・マーシー』ではアカデミー賞脚本賞を受賞。『バウンティフルへの旅』は、１９６２年に初演、２００５年にはＮＹで再演され好評を博した。１９８５年には映画化もされ、主演のジェラルディン・ペイジがアカデミー賞主演女優賞に輝き、話題となった。





まだまだ“山登り”し続けますよ