デッドプール1よりもかなり面白かった。
ストーリーの規模も今回は大きめでギャグの質も高め。そしてパロディの量も半端無い。
アナ雪の雪だるま作ろうはPapa can you hear me?のパクリだとかデップーが下半身だけ裸でプーさんスタイル自称したりだとかディズニーにすら喧嘩売るレベルの豪快なギャグで劇場で笑いこらえるのが大変だった。なんなら周り普通に笑ってた。

ストーリーは予想とは全然違かったものの面白さは想像以上だったからまあ良し。
予告的にデップーがヒーローチームを即席で作ってケーブルと戦うのかと思ったら秒でドミノ以外全滅しておまけに後半はまさかのケーブルと共闘。ケーブルがポスターでやたらデップーやドミノと写るのは仲間だったからなんやなあとそこで気づいた。

なんか特殊能力を封印する首輪みたいなアイテムが出てきてデップーがあっさり不死身じゃなくなったりしてて驚きだった。

あと仕事しまくるドミノ。幸運なのって結局単純に幸運なのか能力による幸運だったのかどっちなのかな。幸運な上に強いし有能だしデップーに理解がある。3がやるなら出てきてほしいなあ。

ケーブルもめちゃくちゃ良いおっさんだった。顔がサノスだけど。
身を呈して一連の事件を解決したデップーの命を家族に永遠に会えなくなる事を代償として救ったシーンは本当にかっこよかった。まあエンディングで謎の技術でタイムトラベルがまた可能になっておそらく家族に会えたんだろうけど。
ケーブルも仲間になってからはドミノ同様に強くて機転の効く有能な仲間だったかなーと感じた。

今回はかなり脇役だったけどネガソニックまさかのレズ?ユキオという女の子と一緒にいて付き合っていることを公言。ネガソニック男っぽいから最初女優が演じてるだけで普通に男なのかと思ったら調べてもちゃんと女だった。女の子カップルは最後はコロッサスと一緒にジャガーノートを倒すために奮闘。

今回は保身の為になんでもするゲスい大人とその汚い大人に対峙する子どものお話。その子どもがその大人を殺して、殺しの快感を知ってしまい生涯を通して「殺し」で生きていくようになってしまう。それで娘を殺されたケーブルが未来から謎の技術でやってきて暴走する前にその子を殺しておこうっていう話。ケーブルは最初は敵だったけどその事実を知ってからはデップー達と共闘関係。デップーもケーブルに子どもを殺さず説得するやり方を懇願したりケーブルもそれを認めたりとなかなか良い関係。子どもが悪い道へ進まないために奮闘するデップーが今回ばかりは正真正銘の正義のヒーローに見えた。
ぶっちゃけ最後のシーンは本当に泣きそうになった。死なないオチが見えたから涙引っ込んだけど。
ちなみにその腐ったゲスい大人は最後の最後まで生き残っててデップー達に捨て台詞を吐くんだけどデップーたちはガン無視。なんだよこいつ死ねばいいのにと思ったら忘れたところで例のタクシーの運転手がタクシーで突っ込んできて轢き殺してくれたよ。GJ運ちゃん。

今回出てきたマーベルネタは以下の通り
・能力が使えなくなり酷く衰弱するデップーのぼやき「今の俺の強さは精々ホークアイ程度だ…弓持ってないけどな…」
クリントさん、めっちゃディスられる。
・片手義手のケーブル襲来シーン
「誰なんだ?あのウィンターソルジャーみたいな腕した奴は。」
・ジャガーノートと戦うデップー。
「大物さ〜ん、日が暮れるわよ〜!」
ナターシャがハルクにするアレですね。
・喋るケーブルに対してデップーの一言。
「黙れサノス」 俳優ネタですねw

他にもマーベルじゃないけどケーブルに「貴様は何者だ?」と聞かれてドヤ顔で「バットマンだ。」と答えるデップーとかケーブルの思惑を知った際に「その根暗な発想、さてはお前DCユニバース出身だな?」とデップーが言ったりDCネタも少々あった。やりたい放題で本当に面白かった。

冒頭でデップーがこれはファミリー映画だと言うシーン、嘘乙!!と思ったが本当にファミリー映画だった。最後は綺麗に丸く収まる。最初のヒーローチームはあっさり全滅解散するけど、最後はデップー、コロッサス、ネガソニック、ユキオ、ケーブル、ドミノ、ファイアーフィスト、タクシーの運ちゃんの8人のヒーローチームが揃って帰るよ!最後の一人の存在感やべえ。
エンディングでは死んでしまったデップーの彼女もタイムスリップで生き返るしたぶんタイムスリップ機能戻ったからケーブルも元の時代に帰れるし序盤で死にまくったXフォース(パクリ)のメンバーもみんな生き返るし超ハッピーエンドだ。やったねデップー!

今回最初から最後までつまらないシーンがないし適度にギャグシーン入れてくれてるから終始面白かった。長いけど退屈しない面白さだった。1と比べ物にならない面白さだった。3に期待。